【知床】網走監獄・流氷館・スープカリー奥芝商店・女満別空港→羽田へ

北海道
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2019年夏の北海道知床旅行、3日目は網走観光へ。

2泊3日の最終日は朝から雨模様。気温も低くて8月なのに寒い1日となりました。

雨でしたが網走監獄やオホーツク流氷館は訪れて良かった観光スポットでした。

最終日の観光の様子と羽田に戻るまでをご紹介します。

※2019年8月の旅レポートです。

博物館 網走監獄

釧路で滞在した「ラビスタ阿寒川」を出発して、レンタカーでまっすぐ網走に向かいました。

午前中に最初に訪れたのは、「博物館 網走監獄」

あの有名な網走刑務所です。

■博物館 網走監獄

〒 099-2421 北海道網走市字呼人1-1 

▶︎公式HP https://www.kangoku.jp

現在は屋外博物館として、網走刑務所の100年前の様子や歴史を知ることのできる貴重な重要文化財を多く有する有名な場所。

この日は朝から雨が降って、とても肌寒い日にもかかわらず、多くの観光客が訪れていました。

駐車場から階段を登って、博物館の入り口へ。

博物館の入り口左手には、「監獄食堂」が立っています。

この食堂は博物館に入場しなくても利用できます。

現在の網走刑務所で出されている食事を体験できるレストラン。

利用したい場合は、営業時間が短いのでご注意ください。

我が家は博物館の資料館をじっくり見学して戻ってみたら、既に閉店していて利用できませんでした(涙)

メニューは外の看板に写真付きで見ることができるので、ぜひ訪れてみてください(←レストラン内には蝋人形の囚人の姿が見えました)

網走監獄は、とても広い野外型の博物館です。

建物が広い敷地に配置されていて、見学するだけでなくそれぞれの資料館で貴重な歴史に触れることができます。

私も今回訪れてみて初めて知ることが多く、資料館で思ったより時間を取りました。

100年前、道路開発工事のために網走刑務所の囚人と看守の方々に多くの尊い命が犠牲になっていたことは知りま戦でした。資料や映像を見ながら胸が熱くなりました。

館内のあちこちにオレンジ色の囚人服を着た蝋人形が置かれています。

網走刑務所の辛さはこの獄中の生活よりも、道路開発のために遠征して強制労働させられていた人達が一番辛い思いをしたのですね。

罪人とはいえ、寒い最北端の地で、刑務所内より過酷な環境下での肉体労働で尊い犠牲が払われていたことを、知らない日本人の方が多いと思います。

監獄内の様子は自由に撮影できました。

機械や大きな工具がなかった時代に、全て手作業で作られた監獄です。それなのに美しい。

歴史的な事実を資料館で知ってからこの監獄内に入ったので、建物内の構造の美しさが鮮明に記憶に残りました。

今回の旅で訪れて、家族で歴史を知ることができて本当に良い体験だったと思います。

オホーツク流氷館で「マイナス15℃体験」

網走監獄の後は、網走の道の駅でお昼休憩してから、オホーツク流氷館へ行ってみました。

■オホーツク流氷館(名勝 天都山展望台)

〒093-0044 北海道網走市天都山244番地の3

▶︎公式HP https://www.ryuhyokan.com

オホーツクの海と流氷のことが体験できる場所です。

同じ建物には天都山展望台があります。

私たちが到着した時間には展望台はクローズしていました。

晴れた日にはとても眺めの良い人気の展望台とのことです。

流氷館の入り口は高い位置にあり、館内に入る時には階段を降ります。

階段がブルーの深い海のように揺らいでいるライトの演出が素敵でした。

階段を降りると、流氷に関する展示やミニシアターもあり、映像と音で流氷が漂う冬の海を体験することもできました。

著作権の関係でミニシアターなどの映像や音声の録音は禁止とのこと。

館内奥に「流氷体感テラス」と言う場所があり、マイナス15度の冬のオホーツクの温度を体験できます。

この場所は撮影しても大丈夫とのことでした。

ブルーのコートを無料で貸してもらえます(サイズも選べました)

コートを着て、いざマイナス15度の世界へ。

流氷体感テラス内には、本物の流氷が置かれています。

また所々に知床半島やオホーツクに生息している狐やアザラシの剥製も置かれていて冬のオホーツクの雰囲気。

ただし、室内は想像以上にとっても寒い!

寒いと言うか、キーンと凍ったような冷たい空気。

自分が冷凍食品なっていくような変な感覚です。

本物の流氷の実物がとても大きくてびっくりしました。

これは保管されている流氷だから、海に浮かんでいる本当の姿はもっと大きいと思われます。

マイナス15度の部屋では、濡れたタオルを振るとすぐにカチッと凍って棒のようになる体験もできました。

2019年の夏とコロナ渦の2020年では体験できることが違う可能性があると思われますので、訪れる場合は公式HPなどで直近の状況をご確認ください。

この時にはマイナス15度体感時に借りられるコートは各自が自由に選んで、使用後にまた自分でハンガーに戻すだけの方法でした。でも、コロナの影響を考えると2019年夏と同じであるとは考えにくいのでその点もご注意ください。

女満別空港 スープカリー「奥芝商店」

夕方レンタカーを返却後、レンタカー会社の送迎バスで女満別空港に戻りました。

女満別も1日雨だったようです。

羽田へ戻るのはJALの最終便。1階の受付カウンターで荷物を預けて、2階の出発ロビーに向かいました。

この日、ANAが遅延していてJALも出発が遅れそうな雰囲気。

機材も急に変更になったとのことでした。

女満別空港の出発ゲートは2階です。

保安検査場に入る前に、お土産店や飲食店が数件あります。

飛行機に乗らなくてもお店は利用できます(2階に上がる時も特にチェックはない)

JALカード割引が使えるショップで最後のお土産を買ってから、最後の目的であったスープカリーのお店へ。

女満別空港2階にあるスープカリー専門店「奥芝商店」

奥芝商店は道内でも人気のスープカリー専門店。

私もSNSなどで帽子のような形の器に入ったスープカリーを見て、北海道でぜひ利用してみたかったお店です。

でもさすが人気店なので(まして空港内)、お客さんがたくさん待っていてなかなか順番が回ってきません。

早めに空港に着いたつもりだったけれど、結局席に案内されたのは保安検査場締切30分前!

店内は席数も少なく、注文してから1つずつ丁寧に作っているため注文してからすぐ食べられるわけではないのです。

なるべく早く食べられるように家族3人、同じチキンカリーを選びましたが、席に出てくるまでに注文してから約20分かかりました。

食べる時間が結局10分しかなくて、3人でそれぞれ急いで熱々のスープカレーを食べました。

これが、噂の帽子のように大きな器に入ったスープカリー。

本当に大きな器でびっくり。実物は器に傾斜があり置いたままでも立ち上がっているような面白い形。

一口食べて、このスープカリーの人気の秘密に納得!

とにかく、エビの出汁が濃厚でコクが素晴らしい。

具のチキン(チキンウイングのドラム)のお肉もホロリと骨から外れて、お肉の甘味とカレーの辛味が絶妙でした。レモンを乗せたご飯もさっぱりしてよく合う。

初めて食べた奥芝商店のスープカリー、もっとゆっくり食べたかったです。

帰りに女満別空港でスープカリーを食べようと思ったら、かなり早めに空港に到着した方がいいと思いました。

なんとか、早食い大会のような勢いで10分で食べて保安検査場へ向かいました(同じフロアで良かった)

JAL最終便で女満別→羽田

女満別空港からはJALの最終便で羽田に戻ります。

帰りも座席は家族3人でCLASS J

JALのダイナミックパッケージ予約で、帰りもCLASS Jでゆったり。

ただし、急に機材変更になり、3人並び席で予約していたけれど、席も変更になり、夫だけ離れた席になってしまいました。

幸い私と息子の2席は窓際の並び席だったので、隣に気を遣わずに過ごせました。

出発時刻は雨がかなり強くなっていました。

2泊3日の知床旅行は、世界遺産の自然を垣間見たり体験できたり、知らなかった歴史にふれることもできたり、想像していたよりずっと内容の濃い旅となりました。

帰りも席はほぼ満席。

天候のせいか途中少し揺れました。

ドリンクサービスの後は、ライトも暗くなって、コーヒーを頂いた後は少し眠りました。

羽田の明かりが見えてきて、スムーズに無事着陸。

女満別が雨だったことが嘘のように、羽田は雨粒1つない天候。

最終便だったので空港も空いていて、スムーズに荷物を受け取って空港の外へ。

車を預けてあるので送迎のバスを待ち、その後は車で帰宅しました。

久しぶりの羽田第1ターミナルからスタートしたこの旅は、最後も羽田で終わりました。

知床・網走・女満別、涼しくゆったり過ごした時間が夢だったかのように、東京は夜も30度近い熱帯夜。

同じ日本なのに、違う時間と空間が北海道にはありました。

最後に

この時、来年の夏休みもまた北海道に行こうと家族で話していたけれど、2020年この記事を書いている現在はコロナの影響で自由に旅行もできない状態が続いています。

1年でこんなに世の中が変わるなんて、誰も想像していなかった異常な日常。

1日でも早く、コロナが収束することを願いながら1年遅れでこの記事を書いています。

昨年の秋は、いろいろ多忙で旅行記事をゆっくり書く気力が湧きませんでした(YouTubeに動画をアップするだけで終わってしまった)

記事に残せなかったことがずっと気になっていたけれど、そのまま時は過ぎて、自分で作った動画も見返すことがありませんでした。

ところが、今年の春から急に動画へのアクセスが増えました。自分でも久しぶりに動画を見返してみたら、動画編集の未熟さが恥ずかしいけれど、とっても良い旅だったな、、とすごく懐かしく思えました。

1年遅れになってもやはりブログに記事として記録を残しておこう!と思いました。

この知床旅行記事5つのどれかに辿りついてくださった方に読んで頂けて嬉しいです。旅情報が少しでもお役に立てたら幸いです。

5つの記事、長くなりましたが読んでくださりありがとうございました。

また自由に旅ができる日々が来てくれることを願っています。

YouTubeの動画

この旅の様子はYouTubeにも動画をUPしてあります。
動画の方が旅の雰囲気が伝わると思いますので、ご興味あったらご覧ください。