【別府】AMANE RESORT SEIKAI(潮騒の宿 晴海)日本料理「玄」会席コース

宿泊レビュー
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2022年11月に別府と太宰府を1泊2日で旅行した時の記事です。

宿泊したAMANE RESORT SEIKAI(潮騒の宿 晴海)には3つのお食事処(日本料理・海鮮料理・フレンチ)があり、予約する時に夕食を好きなコースで選ぶことができます。

今回は日本料理「玄」で会席コースの夕食を頂きました。

別府と大分の豊富で新鮮な海の幸・山の幸と季節を同時に味わえるとても満足度が高いコース内容でした。

この記事では、夕食の様子・会席コースの内容などについてご紹介します。

※2022年11月の旅レポートです。

日本料理「玄」 個室の様子

▪️日本料理「玄」(海の棟 2階)

AMANE RESORT SEIKAI(潮騒の宿 晴海)には3つのお食事処があります(日本料理・海鮮料理・フレンチ)

日本料理「玄」は、個室でゆっくり会席コースを楽しめる人気のお食事処です。

今回の滞在は夫と二人でしたが、大きなテーブルのある個室が用意されていました。

個室はいろいろな広さがあり、この個室は一番ベーシックな大きさだと思います。

扉は格子戸になっていてます。ただし、席に座るとスタッフさんや他のお客様が通路を通っても中の様子は見えない構造でした。

予約時間にはすぐお食事がスタートできるよう、それぞれの個室担当のスタッフさんがすぐ対応してくれます。

個室は広すぎず、狭すぎずとても心地のプライベート感のある空間。

テーブルも大きめで、椅子の座り心地も良いのでゆっくりお食事を楽しめました。

夕食はアップグレードできる

アマネリゾートの夕食は宿泊予約時にアップグレード可能です。

今回は「料理長おすすめ 季節のアップグレード会席」というアップブレードメニューを宿泊時に予約しました。

利用した2022年11月の場合のアップグレード料金は一人分、約4000円ほどでした。

アップグレードの内容は季節や旬によって変わります。利用した2022年11月の場合は、伊勢海老・大分和牛などが使われるコース内容でした。

予約は一休.comを利用しました。

お部屋や食事プランの選択は一休.comが見やすかったです。

▶︎検索方法:一休.comトップ画面→「アマネリゾート」と入力して→「検索」ボタン

アマネリゾートはコロナでの行動制限が終わってからは観光需要の増加に伴って宿泊料金なども値上がりしてるようです。海外からの観光需要も高いお宿なので、最新の宿泊予約や料理のアップグレード価格については事前にご確認ください。

御献立「料理長おすすめ 季節のアップグレード会席」

日本料理「玄」の「料理長おすすめ 季節のアップグレード会席」の内容をご紹介します。

【御献立】※2022年11月の内容

  • 「食前酒」安心院ヌーヴォー(白ワイン)
  • 「温附」 椎茸粥
  • 「前菜」 蟹味噌豆腐・牛トマト煮・秋刀魚昆布〆焼・あん肝と里芋の旨煮・法蓮草灰和え
  • 「御造里」伊勢海老ほか4種盛り合わせ
  • 「蒸物」  土瓶蒸し
  • 「煮物」 もち粟まんじゅう
  • 「組肴」 コノシロと長芋の紀州酢和え・茄子利休漬・鱧豆腐献珍揚げ
  • 「強肴」 おおいた和牛低温調理(秋のお酒と共に)
  • 「食事」 釜炊き塩糀御飯
  • 「香物」 盛り合わせ
  • 「おかず」子持ち木耳
  • 「留椀」 伊勢海老味噌汁
  • 「甘味」 スゥィートモンブラン

頂いたお料理の内容を順番にご紹介します。

「食前酒」安心院ヌーヴォー ナイアガラ

「食前酒」安心院ヌーヴォー ナイアガラ(白ワイン)

個室に通されて、最初に食前酒の白ワインが出されました。

大分県安心院(あじむ)で栽培されたブドウで醸造された珍しいワインです。

御献立にはこのワイン(安心院ヌーヴォー ナイアガラ)についての説明書が付いていました。

大分県はブドウの生産地として、ふるさと納税などでご存じの方も多いと思います。

軽やかで爽やかな口当たりの美味しい白ワイン。

グラスも冷えていて、とっても美味しい。このグラスも素敵でした。

こちらは日本料理のお店ですが、ドリンクメニューがかなり揃っています。

日本酒・焼酎だけでなくワインもいろいろ。ノンアルコールもあります。

私はノンアルコールの梅酒を注文。

夫は最初にビール。

その後に焼酎「亀山」をソーダ割りで。「亀山」は大分県日田市の焼酎です。

焼酎も素敵なガラス製の徳利に入っていました。この後は食事に夢中になり追加のドリンク類の画像を撮るのを忘れたので画像はありません。

「温附」「前菜」

「温附」 椎茸粥
「前菜」 蟹味噌豆腐・牛トマト煮・秋刀魚昆布〆焼・あん肝と里芋の旨煮・法蓮草灰和え

食前酒の後に、前菜などが並びました。

11月のメニューは深い秋を感じられるメニューになっていました。

手前の蓋付きの陶器の絵柄も紅葉で素敵です。

蓋を開けると、椎茸の風味が広がる椎茸粥。

しいたけ出汁の風味と柔らかいお粥が、空腹の胃にも優しい。

前菜は、季節の素材で丁寧に作られていました。

添えられた赤い紅葉が深まった秋を一層感じさせてくれます。

大分のお料理は、素材が豊か。そして味付けがどれも優しい。

「御造里」伊勢海老など4種盛り合わせ

「御造里」伊勢海老ほか4種盛り合わせ

お造りは大きな角皿で出されました。とても美しい盛り付け。

アップグレードしたメニューはお造りの内容が変わります。11月は伊勢海老・大トロ・鯛・タコの4種盛り。

お醤油も2種類。

お刺身はどれも新鮮で、本当に盛り付けも美しかったです。

刺身のツマも手抜きがなく、海藻もプリプリ。

紫のカブや茗荷まで甘みがあって瑞々しい。

タコも地物を使っているそうです。

伊勢海老のお刺身は、大きくて甘みがしっかり。

お造りはどれも大きめで厚みがあり、素材の新鮮さと良さを感じる美味しさ。

食べ終わっても、大きな角皿は見た目も楽しませてくれます。お料理だけでなく器と季節の調和もとても上手だと思いました。

「蒸物」松茸の土瓶蒸し

「蒸物」 松茸土瓶蒸し

蒸物は松茸の土瓶蒸しでした。

11月上旬だったので松茸の季節にギリギリ間に合いました。

大分県産のカボスも添えてあります。

蓋を開けると、松茸の香りが一気に広がりました。

出汁と松茸とカボス、少しずついろいろな楽しみ方で味わいました。

大分の秋は豊かですね。

「煮物」もち粟まんじゅう

「煮物」もち粟まんじゅう

土瓶蒸しの次は、手鞠のような美しい蓋付き椀に入った「もち粟まんじゅう」

蓋を開けると、目を楽しませてくれる盛り付け。夕日と満月のような絵になる美しさ。

コクのあるあんかけのと、もち粟の甘さのコントラスト。

もち粟はモチモチしているけれど、柔らかくて喉越しがとても円やか。地味だけれど日本料理の技を感じられる一品でした。

「組肴」盛り合わせ

「組肴」コノシロと長芋の紀州酢和え・茄子利休漬・鱧豆腐献珍揚げ

揚げ物などは、大きな黒い角皿に揚げたてを出されます。

銀杏と鱧豆腐の揚げ物は、熱々。大きめの鱧は食感と味わいもしっかり。

銀杏の黄色と、添えられた銀杏の葉が深い秋を一層感じさせてくれます。

コノシロと長芋の紀州酢和えは冷製。

熱々の揚げ物の後に、冷たくてすっきりした味わいの和え物のバランスがとても良かったです。

「強肴」おおいた和牛低温調理(純米吟醸酒付き)

「強肴」おおいた和牛低温調理(秋のお酒と共に)

お肉料理は「おおいた和牛」の低温調理。

アップグレードしたメニューではこの「おおいた和牛」を味わうことができます。

そして、小さな桝入りの日本酒も添えられていました。このお酒は「鷹来屋 ひやおろし純米吟醸 雄町」という銘柄。

後で調べてみると「鷹来屋 ひやおろし純米吟醸 雄町」は大分県豊後高田市にある浜嶋酒造のお酒でした。

冷やからぬる燗までがおすすめの飲み方だそうです。

この時はキリッと冷やしてあって、ジューシーな大分和牛との組み合わせは最高でした。

大分牛は低温調理されてあり、厚めのローストビーフのよう。

そして、温められた円形の溶岩プレートに乗せられているので、程よい温かさ。1切れが厚めにカットされているけれど口の中で溶けるような柔らかさ。

お肉の美味しさはもちろんですが、添えられている根菜や舞茸などの甘みと食感も格別。

根菜類の下には、コクのある白味噌ペーストが敷いてあり根菜の甘みが引き立ちます。

この日のお昼に食べたランチのお店でも地元の根菜類が上手に使われていました。大分県は海の幸だけでなく山の恵みも季節も一度に全部味わえるのがすごい。

「玄」のお料理は、添えてある野菜1つでも手を抜いていません。

いわゆる普通の温泉旅館に付いているような和食の夕食とは全く違いました。

釜炊き塩糀御飯・伊勢海老味噌汁

「食事」 釜炊き塩糀御飯
「香物」 盛り合わせ
「おかず」子持ち木耳
「留椀」 伊勢海老味噌汁

お肉料理が食べ終わる頃に、お食事(ご飯・伊勢海老味噌汁)を出すタイミングを聞いてくれます。

夫が焼酎を飲み終わった時にお願いしました。

「玄」では釜炊きのご飯を用意してくれます。お料理を食べる時間が長くなった時は炊き上げ後は厨房で保温してくれるので熱々のお釜のご飯が運ばれます。

この日は塩糀御飯でした(ご飯は個室内でお釜からお茶碗に盛り付けてくれます)

塩麹ご飯、初めて食べました。画像では白いご飯に見えますが、これ美味しかったです。

そして、お味噌汁は大きな蓋付きの漆器椀。

蓋を開けると、伊勢海老入り。

大きな伊勢海老の入ったコクのある白味噌ベースのお味噌汁。

伊勢海老は食べやすいようにカットされていて身もついています。

カニフォークもるので身も食べられます。これもすごく深い味わいでした。

「甘味」スゥィートモンブラン

「甘味」スゥィートモンブラン

食後のデザートは、冷たい和風モンブラン。

和栗入りのきんつばの上に、ふわふわのサツマイモ餡。

器までキリッと冷えていて、下の和栗入りきんつばの中もふわっと溶けるような食感。

味は甘さ控えめ。

和菓子なのだけど、食べると洋菓子のようなふわっとした口溶けが儚くて初めての食感。

食後の締めくくり、最後のデザートまで満足度が高いコース内容でした。

リピートしたくなる理由が分かった!

アマネリゾートはリピーターの多い宿です。

そして、今回初めて滞在してみて分かったのは「食の満足度」「食の豊かさ」です。

もちろんこのホテルは別府湾の目の前にある絶好の立地、全客室がオーシャンビューで露天風呂付き、しかも源泉掛け流しの温泉。それだけでも十分過ぎるほどの満足度です。

でも、他のホテルに比べてサービスが格別に良いか?というとそうではなかったです。いたって普通でした。

ただし!

「食の満足度」は「支払った金額以上に満足できる料理の質と内容と」だと思いました。

お食事は今回アップグレードして大正解でした。

大分の食文化の豊かさと素材の良さを、さりげなくそして本格的に味わうことができたから。

日本料理の場合は、四季に合わせて楽しませてくれると思います。

リピートしたくなる理由は「食の豊かさ」だと感じたので正直な感想を書いてみました。

朝食も和食がおすすめだった!

アマネリゾートの食の豊かさは夕食だけではありませんでした。朝食も満足度が高かったです。

朝食は和食を選んだのですが、結果としてこれも大正解でした。

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YouTubeの動画

この旅の様子はYouTubeにも動画をUPしてあります。
動画の方が旅の雰囲気が伝わると思いますので、ご興味あったらご覧ください。