徳島鳴門「ホテルリッジ」非日常を味わえる絶景&隠れ家の宿

宿泊レビュー
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2020年12月、1泊2日の徳島への家族旅行、2つ目の記事です。

今回宿泊したのは鳴門海峡を見渡す高台にある鳴門パークヒルズ内「ホテルリッジ」

以前雑誌の旅特集で知ってから、一度は泊まってみたいと思っていたホテルでした。

23万坪という広大な敷地の中に、客室がわずか10室という隠れ家的なお宿。

GO TOトラベルが利用できたこともあり、家族3人で宿泊しました。

この記事では、ホテル内の様子・客室の設備・眺望、そしてトリプル予約の場合はどんなお部屋になっているか等をご紹介します。

※2020年12月の旅レポートです。

ホテルリッジへ到着

ホテルリッジ

〒771-0367 徳島県鳴門市瀬戸町大島田字中山1-1

ホテルリッジは鳴門海峡を見渡せる高台の「鳴門パークヒルズ」内にあるホテル(2006年に開業)です。

大塚グループ(大塚食品や大塚製薬などの)系列のホテル。

とても広い敷地内の一角にホテルの建物があります。

赤い看板の右手に、宿泊者用の駐車場、そしてその奥にホテルフロント。

大塚食品のワインブランド「RIDGE」からホテルの名前が付いたと思われます。

フロントでもワイン「RIDGE」シリーズが販売されていました(地方発送も可能)

ここだけ見ても位置関係がわからないので、お部屋に置いてあった案内図を一緒に載せておきます。

フロント側に客室が10室だけあり、両側に洋と和の2つのお食事用の施設が配置されています。

▼これがホテル内の配置図

どのお部屋からも鳴門の海を一望でき、またコテージのように1室のスペースが広いのも特徴。

そして、和と洋どちらのお料理も素晴らしいことも多くのメディアで取り上げられている人気の秘密です。

ちょうど、家庭画報の2020年11月号にも掲載されたばかりでした。

▼フロントに置いてあったので読ませて頂きました

私も以前、ある雑誌のラグジュアリーな旅特集でこのホテルのことを知り、一度訪れてみたいと思っていたお宿です。

2020年はコロナの影響でどこへも行けなかったけれど、徳島旅行でこのホテルに泊まることができました(10室しかないホテルなのでなかなか予約が取れないお宿です)

ホテル内の様子

ホテルリッジは、とても変わっています。

まず、フロントの小さな建物でチェックインを済ませると、客室に案内されます。

でも、フロントの奥は屋根付きの通路が繋がっているだけで屋外。

屋根付きの通路を進むと、正面にSPAの建物。

SPAにはエステや大浴場があります。

大浴場といっても、想像とは違って、温泉をゆったり味わうような小さくて少し幻想的な空間でした。

(お湯は温泉でした)

SPAの建物から左手を進むと、通路はずっと繋がっています(ここも屋外)

今まで泊まってきたホテルとは全然違う構造で、ちょっと戸惑います。

お部屋はどこ?って感じで。

スタッフさんがお部屋まで案内してくるので、最初戸惑うかもしれないけれど大丈夫。

客室はコテージのように独立した玄関から入るシステムになっていました。

敷地内に入って数歩で驚かされ、

そして玄関の扉を開けた瞬間から「非日常」の別世界が広がっていてまた驚かされるのです。

客室内の様子(トリプルで予約)

玄関を開けると、漆黒の細長い玄関。

入り口には唐傘が置いてあり、入った瞬間から時間の流れがゆっくり流れ始めるような不思議な感覚。

下駄も3人分用意されていました。

室内スリッパは消毒済みの袋に1足ずつ入っていて、コロナ禍での対応もしっかり。

フカフカで歩きやすいスリッパ。

玄関正面奥には、屋外に出られる扉があります。

引き寄せられるように外に出ると、大きなデッキチェアとテーブルが置いてあり、

正面には、鳴門の海を一望に眺められる景色が広がっていました。

右手には大鳴戸橋。

このカメラは広角や望遠レンズではないので(普通のミラーレス一眼)、私の視界と同じ見え方です。

デッキに立っただけでこの景色。

徳島のどこまでも広い空と、澄み渡った青い海。

強風で寒い日だったけれど、見とれてしまいました。

お部屋内の様子もご紹介します。

このホテルの10室はそれぞれデザインが違うとのこと。

私達が泊まった部屋はこんな雰囲気でした。

ツインのセミダブルベッド、

トリプル予約のため、ベッドがもう1台追加されていました。

窓ぎわには大きなソファ。

このソファに寝転んでも外の景色はきれいに見えます。

コロナ禍のホテルはどこも対策大変だと思います。

ホテルリッジの感染対策も万全でした。

まず、スリッパは全て消毒済み。

入ってすぐのテーブルにアルコール消毒・除菌スプレー。

アルコールスプレーはJ&M

室内にはシャープの加湿機能付き空気清浄機がチェックイン時から稼働中。

私達はチェックインの2時より前にホテルに到着しましたが、時間になっていなくてもお部屋にすぐ通してくれました。

浴衣ではなくて、作務衣タイプの部屋着もきれいに個包装されていました。

足袋は靴下タイプで温かくて履きやすかったです。

上着用の厚手の羽織物は、ベッド裏の柱型のクローゼットにハンガーでかけて入っています。

洗面所のタオルなどのリネン類も全て消毒後にクリーングされているそうです。

コロナ禍での旅行は心配なことも多かったですが、ホテルの感染症対策が徹底されていることは安心感にも繋がりました。

室内の家具や照明は、ナチュラルな木製で統一されています。

壁には大きな油絵も飾られていて、全てが本物。偽物はないのです。

この建物内にいると、本当に時間の流れがゆっくりに感じます。

派手な演出は一切ないけれど、本物の空間の心地よさは表現しようがありませんでした。

東京での慌ただしい暮らしが「幻」のように思えるほど、ここには「本当の時間」が流れている気がしました。

GoTo 徳島限定クーポン「徳島で得するケン」

今回の宿泊は、GO TOトラベルを利用し、予約は一休.comから。

クーポンは電子と紙、両方頂きました。

出発後に一休.comの電子クーポンを、ホテルチェックイン時に紙クーポンを。

徳島の「地域共通クーポン」は徳島限定「徳島で得するケン」

紙クーポンは15000円分頂きました。

一休.comの電子クーポンも合わせると、合計3万円分以上クーポンで戻ってきた計算。

私は初めての利用でしたが、世の中がGO TOで賑わっていた意味を実感しました。

この紙クーポンを頂いてから渦潮観潮船に乗れば乗船券現金払いする必要はなかったようですが、1泊2日の短い日程では予定の関係でうまくいかないこともあります。

クーポンは、ホテル内での食事の時のアルコール代や、翌日息子が空港まで一人で行く時のタクシー代・お土産代・大原国際美術館の入館料・食事代として全部使い切りました。

大きなバスルーム・インナーテラス

お部屋の一番奥の黒い扉を開けると、洗面所とバスルームがありました。

洗面所はとてもスタリッシュで素敵なデザイン。

洗面台の反対側に大きなバスルーム。

ガラス張りの大きなシャワールームも付いています。

内風呂なのに、すごい広さ。

奥には明るい窓があって、外にソファが見えます。

洗面所のさらに奥の扉から、出てみると

インナーテラスに大きなソファーとテーブルが置かれていました。

このインナーテラスは、外からは全く見えませんし、誰かが外から入れないので安心。

お風呂のガラス窓からもインナーテラスに出られます。

夏だったら気持ち良いと思います。

この日は12月、強風で寒い日だったため、見ただけで利用していないので使い勝手は不明。

内風呂がとても大きくて広かったけれど、私達はSPAの大浴場を利用しました。

夜、SPAの大浴場に行くためには玄関から外を歩く必要があります。

正直、これはちょっと寒かったです。

冬は内風呂利用の方がいいのかもしれません。

でもSPAのお風呂は温泉で気持ちよかったです。

寒い夜にSPAまで移動するのは、好き嫌いが分かれる建物の構造かなと思いました。

普通の温泉旅館の大浴場のようなお風呂を想像すると違うのでご注意ください。

上質ハイブランドのアメニティ

洗面所はアメニティーが美しく並んでいました。

基本のアメニティーは3人分、フェラガモで統一されていました。

さらに、女性用に1セットだけコスメデコルテのアメニティーが置かれていました。

夜使ってみたらとても使い心地が良かったです。

引き出しにも個包装のアメニティー類が入っています。

SPAの大浴場の更衣室にも、また別のアメニティーが一式揃っているので、お部屋から持参する必要はなかったです。

タオル類も全てSPAの方に揃っていました。

このボディータオルがとても肌触りが良くて家族みんなで気に入りました。

これもスパに同じものが置いてあり、私はSPAの方で使いました。

ミニバー(冷蔵庫のドリンク無料)

このお部屋の場合、壁面のカウンターの一部がミニバーになっていました。

テーブルに置かれた館内案内に、

冷蔵庫は無料、飲み物の追加は有料

・ケトルはペットボトルのお水を利用

と書かれてありました。

お水に関しては感染対策の一つかなと思います。

電気ケトルはデロンギ

紅茶類のティーバッグは「ディルマ」

ディルマは純スリランカ産の紅茶で有名なブランド。

JALの成田国際線のサクララウンジにも置いてある美味しい紅茶です。

コーヒーはドリップパック。

ミニ冷蔵庫はカウンターの下。

ビール・ポカリスエットなどが3人分ずつ冷えていました。

ドアポケットにはオロナミンC。

ソフトドリンクは、さすが大塚グループ(大塚食品・大塚製薬)という感じですね。

ちなみに、SPAにもアルコール以外は同じものが冷えていて、お風呂上がりに自由に飲めるようになっていました(もちろん無料)

SPAには、炭酸ガス入りのミネラルウォーターも置いてありました。

私達はお水とポカリだけ頂きました。お水は夜に数本追加でお願いしましたが、その分は追加料金には入っていなかったです。

非日常のゆっくり流れる時間がここにある

ディルマのお茶を飲みながら、久しぶりにゆっくりした時間を過ごしていたらあっという間に夕方に。

大原国際美術館の閉館時間に夫が息子を車で迎えに行っている間、しばし一人の時間。

ゆっくり窓から外の景色を眺めて過ごしました。

我が家は東京のマンションに暮らしています。

コロナ禍の暮らしの変化に家族それぞれが戸惑う日々です。

仕事以外では他人と接する機会も極端に減りました。

ディルマの美味しいお茶をこの部屋でゆっくり飲んでいると、時間の流れだけでなく、心の曇りが少しずつクリアになるような感覚になりました。

ぼーっと過ごす時間、そういえば最近なかったかも、、。忘れかけていた大切なことを思い出させてくれるような時間でした。

この後、息子もホテルに到着し、お楽しみの夕食を頂きました。

徳島鳴門「ホテルリッジ」個室のお茶室で頂いた本格的な和食の世界(夕食・朝食)
12月の徳島旅行で宿泊したホテルリッジは、和と洋の美味しいお食事が楽しめることでも人気です。 食事を頂く場所が敷地内の別の建物にあり、敷地が広いため専用車で送迎付でした。 予約の時に、夕食・朝食ともに和と洋から選びぶことができます。 我が家...

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YouTubeの動画

この旅の様子はYouTubeにも動画をUPしてあります。
動画の方が旅の雰囲気が伝わると思いますので、ご興味あったらご覧ください。