メインPCをMacBook Proに変えてから、3年半が経過しました。
画像や動画のデータ管理、みなさんはどうしていますか?
2019年にYouTubeを始めてから動画データが増えてしまい、それからデータ管理はずっと悩みの種でした。
今回はこの3年半の間に購入して実際に使っている外付けSSDとHDDについて、使って分かったそれぞれのメリット・デメリット、現時点でのベストな組み合わせとデータ管理方法をご紹介します。
※以前のデータ管理についての記事▶︎「データ管理どうしてる?①」
現在使っている3つの外付けストレージ SSDとHDD
現在MacBook Pro13インチで使っている外付けストレージは、SSDとHDD。
上の写真の左から順番に、
- LaCie ポータブルHDD 2TB
- WD ポータブルHDD USB Type-C 2TB
- SanDisk ポータブルSSD 1TB
購入した順番は、
SanDisk ポータブルSSD(1TB)→WDのポータブルHDD(2TB)→LaCie ポータブルHDD(2TB)
▼SanDiskとWDについてはこちらの記事↓
▼LaCie HDD(2TB)の購入時の様子はこちらの記事↓
3種類のストレージは購入してから現在も壊れずに使っています(現在進行形)
現在それぞれの使い道は下記です↓
- LaCie HDD 2TB →MacBookのバックアップ専用(Time Machine用)
- WD ポータブルHDD 2TB →過去の動画データ保存用
- SanDisk SSD 1TB →動画編集専用・直近の動画データ保存用
という環境に落ち着いています。
それぞれのストレージのバックアップは現在取っていません(←これには理由があって、この記事後半に書いてあります)
画像データは全てクラウド管理にしたので、基本的に外付けに保存しているのは動画関係のデータ、そしてMacBookのバックアップ用です。
3種類の外付けストレージ「メリット・デメリット」
今まで購入して現在も使っている外付けストレージ3種類について、実際に使ってみるとそれぞれ「メリット」「デメリット」が分かりました。
MacBookで使ってみて現在感じている「メリット・デメリット」について書いておきます。
SanDisk ポータブルSSD 1TB
■SanDisk ポータブルSSD 1TB SDSSDE60-1T00-J25 Extreme Portable USB3.1 Gen2
■購入時価格 約18700円税込(※2020年2月購入、PCショップで)
■Mac用のフォーマットは不要
MacBook用に最初に購入したのがこのSanDiskの1TBのポータブルSSD。
現在新しいモデルが出ているので、これは一つ前の機種になります。
このSSDは最初に購入して本当に良かったと今でも思っているSSDです。
私が使っているモデルは現行モデルより転送速度が遅いものですが、実際に使ってみると旧モデルでも十分早いです!
このSSDを3年間使ってみて、感じているメリットデメリットは下記です。
【メリット】
- データの転送速度が早い
- MacBookの場合、買ってすぐそのまま使える(フォーマット不要)
- コンパクトで軽い(持ち運び安い・保存場所も省スペース)
- 動作中の音がほぼしない(とても静か)
【デメリット】
- 価格が高い(←マイナス点はこれだけ)
本当にこのSSDに最初に出会えて良かったです。
購入してすぐMacBookで使えます。フォーマットなど不要なので本当に買ってすぐ使えます。
外付けストレージを購入する時はデータ管理に悩まされている時が多いと思います。フォーマット不要というのは時間の節約になります。
転送速度も速いので、データ移行もスピーディー。
デメリットはたった1つだけです。それは「値段が高い」こと。
でも、デメリットはそれだけです!
もっと価格が安ければ2TBも買えるのに、と今まで何度も思いました。
もし「MacBookで最初に買った方が良いストレージは何?」と聞かれたら迷わず「SanDisk ポータブルSSD 1TB」と答えます。それほどこのSSDはおすすめのストレージです。
▼2TBはこちら
次に買うとしたら、高いけれど2TBにすると思います。
まだ2TBを買い足していない理由は、現在使用しているミラーレス一眼カメラがFHDの動画しか撮影できないため今は1TBで間に合っているためです。
今後カメラを買い替えた時に4k動画も撮影したいので、その時は2TBが必要になると思います。
カメラは昨年一度修理して復活したので、もうしばらく買い替えは様子見になりそう。
WD ポータブルHDD 2TB
■WD ポータブルHDD 2TB USB Type-C シルバー My Passport Ultra WDBC3C0020BSL-WESN
■購入時価格 8640円税込(Amazonプライムデーで購入)※2020年10月購入
■Mac用のフォーマットが必要
SanDisk ポータブルSSDを買った後に買い足したのがこのHDDです。
Amazonプライムデーのセール価格で安くなっていた時に購入しました。現在は円安の影響でもう少し価格は高くなっていると思います。
このHDDも約3年間使っています。今のところ一度も不具合なく使えています。
実際に3年使って感じたメリット・デメリットは下記です↓
【メリット】
- コンパクトなサイズで置き場所に困らない
- WDのHDDについてはネット上に情報が多いので困った時に安心感がある
- 速度は遅いがデータ保存用なら全く問題ない
【デメリット】
- MacBookで使う時には初期フォーマットが必要(慣れれば難しくはない)
- 初期フォーマットの方法が分かりにくい(YouTubeやネット検索で解決可能)
- 転送速度がかなり遅い
- 動作中の音はする(カチカチという感じの音)
このHDDはどちらかと言うと、あまり使わない過去データなどを保管しておくのに便利だと思います。
残念ながら転送速度が遅いので、動画データをすぐ移動したりする時には不向きです(かなり時間がかかる)
MacBookで使う時には買ってそのまま使うことができません。初期フォーマットを自分でする必要があります。
これがちょっとやっかい。
フォーマット方法などはYouTubeやネット上で方法は探せるので初めてでも何とかなると思います。でもフォーマット不要のタイプを使っている場合はこの作業がちょっと手間に感じるはず。
だから、あまり使わないデータの保存用などに向いていると思います。
このHDDの良い点は、本体も箱も以外とコンパクトで置き場所や収納場所に困らないこと。
またデザインもすっきりしていて見た目けっこういい感じ。
現在私がこのHDDに保存しているのは直近では使わない動画データ・動画編集用データなどです。YouTubeにアップした動画の元データもこのHDDに保存しています。
ですが、もし「このHDDはおすすめ?」と聞かれたら「好みは分かれると思う」と答えると思います。
どちらかと言うとこのHDDはデータ保存に慣れた方が使いやすいHDDだと感じるからです。
MacBookで使う場合には必ず初期フォーマッが必要になるため、買ってすぐ使うことはできません。Mac初心者などが使う場合にはフォーマット方法を調べたりする必要があります。
この手間は人によって負担の感じ方が違う気がします。
私は3種類の外付けストレージを使ってみて、フォーマット不要のタイプの方が価格は高いけれど無駄な時間と手間がかからないことにメリットを感じます。
だから、このタイプのHDDは選ぶ人が何を重視するかで好みは分かれる気がします(価格重視?手間はかかってもいい?など)
LaCie 2TB ポータブルHDD
■LaCie 2TB Rugged USB-C Portable Hard Drive
■購入時価格 14,080円(税込)(Appleオンラインで購入)※2022年5月購入
■Mac用のフォーマットは不要
3つ目の外付けストレージとしてこのHDDを昨年購入しました。
LaCieのポータブルHDDはYouTuberさんがよく使っているのでご存じの方も多いと思います。
普通のポータブルHDDより価格は高めですが、実際使ってみて初めて優秀さに驚きました。
▼LaCie 2TB ポータブルHDD
MacBook本体のバックアップ用にこのHDDを購入しました。
このHDDはMac用のフォーマットが不要なので買ってすぐ使うことができます。また静音で転送速度も速く、テーブルや机などに置いた時に滑りにくくてとても安定感があります。
バックアップ(Time Machine)を使う前に動画データを転送してみたのですが、WDのHDDより転送速度がかなり速くてびっくりしました。
もっとはやくこのHDDを買えば良かった!と思ったほどです。
実際に使ってみて感じたメリット・デメリットは下記です↓
【メリット】
- HDDの中では転送速度が速い
- Macの場合、買ってすぐ使える
- 動作音が静か
- ランプが鮮明で分かりやすい
- 机やテーブルに置いた時に滑りにくい
- 付属のUSB-Cケーブルが長くて使いやすい(程よい硬さ)
【デメリット】
- HDDの中では価格が高い
- 本体も箱も少し大きい(ラバーの枠が付いているため)
- 持ち運ぶにはサイズが大きい
このHDDのデメリットは価格と大きさだけです。
それ以外は文句なしのHDDだと思います。
音も静かで、Time Machineのバックアップを夜間に接続にしておきたい場合などにはとても便利。
ランプも鮮明で分かりやすく、付属ケーブルも長いためHDD本体の置き場所の自由度があります。
このHDDはMacBook本体のバックアップが必要になり急遽Appleオンラインで購入したものですが、使ってみると動画など重いデータの転送速度がWDのHDDよりずっと速くて驚きました。
もし「このHDDはなぜおすすめ?」と聞かれたら「いろんな意味で時短でストレスフリーだからMacユーザーにはかなりおすすめ!」と答えます。
ただし、価格は他のHDDに比べて高めです。
また、本体サイズはオレンジ色のラバーのカバーがあるため大きめ。
例えば、SanDisk のSSDに比べると箱も大きいです↓
同じ2TBでは、WDのHDDの箱と比べても箱がこれくらい大きさに違いがあります↓
収納する場所、実際に使う時の机やテーブルの広さなどに余裕があればこのHDDはとてもおすすめです。
何より、Macの場合は買ってすぐケーブルを繋ぐだけで即作業ができること。これはデータ管理に困っている人なら「分かる!」と思える点だと思います。
このHDDはメリットの方が大きいと感じました。
今はTime Machine専用に使っていますが、もし次にHDDを買うとしたらこのHDDを選びたいです!
SSDとHDD、ベストな組み合わせは?
いろいろな外付けHDDやSSDがある中で、この3種類を選んで現在も全部使っています。
データ管理は、人によって「保存するデータ」の種類や容量が違います。
私はブログ運営とYouTubeの動画投稿の両方をしています。つまり画像データと動画データの両方の保存管理が必要な人です。その体験から言えることは下記です。
- PCで動画編集をする場合には、「外付けSSD 」+「HDD」の両方は必要になる
- 画像データのみなら、HDDだけも困らない
動画編集をUSB-C対応のiPadでする場合にも外付けSSDがあると作業しやすいと思います。
画像データは動画データに比べれれば容量がかなり小さいため、HDDだけでの管理でもそれほど困らないと思います。
私の場合、画像(ブログ用の写真)は、現在クラウドに全部保存しています(iCloud・Googleドライブ・Amazon Photos)
だから、もし使っているMacBookが突然壊れてもブログに関しては問題ありません。
ただし、動画データは増え続けるばかりでそれが一番悩みの種です。
そんな環境の私の場合は、購入した3つの外付けストレージだけで当面乗り切っていいこうと思っています。
具体的に3つの外付けストレージに現在保存しているのは↓
- LaCie HDD 2TB →MacBook本体のバックアップデータ(Time Machine)
- WD ポータブルHDD 2TB →過去の動画データ関連ほぼ全部
- SanDisk SSD 1TB →動画編集専用・直近の動画データ保存用
という環境に落ち着いています。
そして、動画データと動画編集データに関してはバックアップはもう取らないことにしました!
画像はクラウド管理へ、動画データのバックアップやめました
データのバックアップ、皆さんはどこまでしていますか?
バックアップのバックアップ、そのバックアップ、、、もうキリがありませんよね。
私は画像データはクラウドに完全に移行したので、もうそのバックアップを自分で取っていません。
iPad・iPhoneはiCloudが自動的にバックアップしてくれます。
MacBook本体のバックアップだけTime Machineを使用しています。
悩みの種だった動画データに関しても、バックアップを取ることはやめました。
つまり、手元にあるSSDとHDDが動画関連データの全て。不具合で壊れたらデータは残らないかもしれません。
でもここは割り切ることにしました!
なぜなら、それを気にしていたら先に進めないから。
動画データが多い場合、常に過去データの保存場所について悩み続ける必要があるからです。
お仕事で動画データ管理している場合とは違い、私は趣味の延長で動画を作るようになりました。過去の完成動画はYouTubeでいつでも視聴できますし、管理者はダウンロードもできます。
「もしデータが無くなったら一番困るものは何?」
この1年ずっと考えていました。
そして、最終的に「無くなって困るのは画像データ」であることが分かりました。
自分にとって一番大切なのは画像のデータ、だからそれをクラウド管理にしました。
「もしクラウドのデータが無くなったらどうするの?」、についても考えました。
クラウドのデータは、iCloud・Googleドライブ・Amazon Photosの3種類を使っていて、ブログのサーバーも1つのクラウドストレージです。
だから、バックアップのためだけに今後HDDをひたすら買い足していくことはしないと思います。
過去は振り返らず前を向いて潔く生きていきたいから、今持っている3つのストレージがあれば、私の場合は十分かなと考えています。
今後3つのストレージに不調が起きた時には、買い替えると思うけれど数は増やさない予定です(外付けストレージを何個も持って避難するとか無理ですしね、、)
今後のデータ管理の理想スタイルは?
以前の記事で「今後のデータ管理の理想スタイル」について書いていたので、それから1年以上経過した現段階
「理想スタイル」はどう変わったか?について再び書き残しておきます。
下記の黒字部分が前回2021年、今回2023年に変化した部分だけを赤字にしました。
- MacBook⇒データのみiCloudで管理(2TB)※現在200GBの有料プランだが出来ている◎
- iPad ⇒全てiCloudでの管理(←これは出来ている◎)
- 外付けストレージ① ⇒ 2TBのSSD(動画編集用)※現在は1TBだが出来ている◎
- 外付けストレージ② ⇒ 2TBのHDD(Time Machine用)※2022年に購入してから出来ている◎
- 画像データ
のバックアップ⇒ AmazonPhotos・iCloud・Googleドライブ - 動画データ
のバックアップ⇒ 2TBのHDDに必要なものだけ
ということで、見にくくなったので書き直したものが下記です↓
【2023年のデータ管理】
-
- MacBook⇒データはiCloudで管理(←現状 iCloud 有料200GB)
- iPad・iPhone ⇒全てiCloudでの管理(←現状◎)
- 外付けストレージ①SSD 1TB⇒ 動画編集用(1TBで処理しずらくなったら2TBに買替え)
- 外付けストレージ②HDD 2TB⇒ MacBook本体バックアップ用(Time Machine専用)←現状◎
- 外付けストレージ③HDD 2TB⇒動画データ(編集済み)※バックアップはしない
-
- 画像データ ⇒ iCloud・Googleドライブ・AmazonPhotos(バックアップはしない)
- 動画データ ⇒ 2TBのHDDに必要なものだけ(バックアップはしない)
画像も動画も基本的にバックアップとして二重に保存するスタイルはやめました。画像の記録を残したい時は早めにブログに記事を書けば良いかなと(ブログのサーバーは画像のストレージになるため)
データの管理については、今後もまた変わっていく気がします。現状の記録をブログに残しておくと自分でも変化に気づけて便利だと分かりました。
また変わった時に記録しようと思います。
まとめ
画像データ・動画データが増えてしまい、データ管理はずっと悩みの種でした。
今回はこの3年半の間に購入して実際に使っている外付けSSDとHDDについて、使って分かったそれぞれのメリット・デメリット、現時点でのベストな組み合わせ、そして現在の私のデータ管理方法をご紹介しました。
保存したいデータの種類や使用用途によって管理やバックアップ方法についてはかなり違いがあり、動画も画像も両方使って作業している場合にはデータ管理の悩みは尽きないと思います。
円安や国際情勢の関係でHDDもSSDもかなり値上げされているので外付けストレージ購入前にはしっかり下調べするのをおすすめします。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
私のデータ管理方法も今後変わるかもしれません。また変わった時に記事を書こうと思います。
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