YouTubeに投稿している動画のアフレコ(ナレーション)を入れる時は「RODE NT-USB Mini USBマイク 」を使っています。
このマイクはUSB接続で使い方が簡単。音質もとても良くて2年以上愛用中です。
買った当初は私のアフレコ入れにしか使わないと思ったのですが、その後家族のオンライン授業やビデオ会議などにも使うようになり現在も大活躍しているマイクです。
このマイクはMacでもWindowsでも、そしてiPhoneやiPadでも使えます。
今回はこのマイクの構造や接続方法などをご紹介します。
RODE NT-USB Mini USBマイク
■RODE NT-USB Mini USBマイク
■購入時価格 13,855円(税込)
※2020年10月 Amazonから購入
■同梱物 USB-C to Aケーブル×1、3/8インチto 5/8インチネジアダプター
「RODE NT-USB Mini USBマイク 」はUSBでPC・タブレット・スマホなどと簡単に接続できるマイクです。
RODEのマイクですので、音質はとても定評があります。
このまま置いてスタンド式で使えるだけでなく、スタジオ用マイクアームなどに取り付けて使うことも可能です(別売のロード PSA1などを使用して)
2020年春頃に発売されたモデルですが、現在でも人気の定番マイクです。
付属品もシンプル。
本体とスタンド、そしてUSBケーブル、アダプター1個。
このUSBケーブルは使っていますが、付属のアダプターは今の所一度も使っていません。
箱を開けて、スタンドにマイク部分をセットすればすぐ使えます。
給電はUSBケーブルで行えるため、電源用のアダプターやスイッチなどもありません。
フロント部分につまみがあり、ヘッドフォンのボリュームを調整できます。
マイクの裏の部分にあるのは2つ、
- USB端子
- 3.5mmヘッドフォン端子
構造はとてもシンプル。本当にこれ以外の接続端子などはありません。
土台のスタンドはずっしりした重みがあって、とても安定感があります。
購入前に迷ったこと(分からなかったこと)
実はマイクを購入するのはこの時が初めて。事前にたくさん情報を探しました。
音質が好みだったRODEにすることは先に決めていたのですが、最後まで迷ったこと・分からなかったことが2つありました。
具体的には下記2点です。
- MacBook・iPad(Lightning端子)・iPhone、すべてのパターンで録音できるのか?
- 「RODE NT-USB スタジオマイクロフォン」とどっちが良いのか?
いろいろ分からない事だらけで、商品レビュー系の動画やネット情報などを探しました。
最終的に購入しようと思ったのは、海外のYouTuberさんの商品レビュー動画を見た事でした。
MacBookやiPhoneとの接続が可能であることを実証している動画でとても為になりました。
それから、最後まで迷った商品は「RODE NT-USB スタジオマイクロフォン」です。
スタジオマイクの方が少し値段は高いけれど、どうせ買うなら良いマイクを買いたいと思っていたのでここはすごく迷いました。
▼これがRODEのスタジオマイク
音質はスタジオマイクの方が良いとは思ったけれど、置くスペース(収納の時も)はMiniの方がコンパクトだったため「RODE NT-USB Mini 」を選びました。
私の場合は専用の収録場所などはなく、家族が留守の時にササッと録音するスタイルしか選べない環境のためMiniを選んで良かったです。
マイクを常時設置できる自分専用の広めのデスクやスペースが確保できる場合には「RODE NT-USB スタジオマイクロフォン」の方がおすすめだと思います。
「マイク沼」にハマらないためにも、マイクは最初に良いものを買っておいた方が実はコスパが良いことを実感中です。
MacBook(Windows PC)との接続方法
「RODE NT-USB Mini」とMacBookやPCとの接続はとても簡単です。
マイクの付属コードは「USB-C to A」のため、PC本体が「USB-C」のみの場合には「USBC – USB アダプタ」が必要になります。
家族が使っているWindowsのPC(デスクトップ・ラップトップ)は「USB- A」があるので、マイクのコードを直接PCに繋げることができています。
私が使っているMacBook Pro13インチの場合は、Apple純正の「USBC – USB アダプタ」でマイクのコードを繋げています。
付属のコードを接続するとマイク本体に給電され、すぐ録音可能になります。
MacBookの場合は、USB-Cしかないためアダプターが必要ですがPC本体にUSB-Aがある場合にはアダプターなどは必要ありません。
実際に家族のWindowsPC(自作PC含む)では直接マイクのコードだけで繋げて使えています。
iPad(Lightning)との接続方法
iPadでこのマイクを使う時には、接続端子(Lightning or USB-C)によって接続方法が異なります。
- USB-Cの場合(現行iPad Proなど)→MacBookなどと同じ方法(USBC – USB アダプタが必要)
- Lightningの場合(iPad第9世代まで)→Lightning – USB 3カメラアダプタで接続可能
マイクを買った時点で私が使っていたiPadは、iPad第8世代。Lightning端子のモデルです。
そのため、USBC – USB アダプタでは接続できません。
「Lightning – USB 3カメラアダプタ」があれば、このマイクと接続できます。
実はこのマイクとLightningのiPadが接続できるのか購入前の一番の不明点でした。
この疑問が解けたきっかけが海外YouTuberさんのレビュー動画でした。
Lightning端子の場合は、この「Lightning – USB 3カメラアダプタ」があれば接続できるよという内容の動画でした。
他にも接続方法はあると思いますが、私はこの方法しか試していないので分かる範囲でご紹介します。
マイクを購入直後はMacBookだけで録音してみたのですが、私のIntel版MacBookは動画編集時にファンが回ってしまって雑音が入ることが分かり、諦めて Apple純正の「Lightning – USB 3カメラアダプタ」を後から購入しました。
※購入先 Apple公式、購入時価格 4,950円税込 ※2021年6月
※現在価格は値上がりしています。ご注意ください
▼Lightning – USB 3カメラアダプタ
このアダプタには、USB-CとUSB-Aの接続端子があります。
接続方法は簡単です。
まず、カメラアダプタのUSB-Aのところにマイクのコードを差します。
この状態のまま、iPad(Lightning端子)に差すだけです。
この時ほど、Lightning端子が残念!と思ったことはありません。
実際にiPad第8世代と接続した時の様子はこちら↓
アダプタを使う事でマイクに給電されてマイクのライトが光っているのが分かりますか?
Apple純正のアダプタはよく出来ていますね。程よく自然に曲がっても接続は安定しています。
この状態になれば、すぐマイクで録音可能です。
ちょっと不恰好ですが、これで問題なく動画編集アプリ(iMovie・Lumafusionなど)でもアフレコを直接録音できました。
下の画像はiMovieで試しにアフレコを録音してみた時の様子です↓
カメラアダプタで接続すれば、すぐ録音できました。
録音データも全く問題ありません。
音量調整などは使うアプリによって違いがあると思います。
iPhone(Lightning)で接続する方法
iPhone(Lightning)とこのマイクを接続する方法は、iPad(Lightning)と同じです。
私は、「Lightning – USB 3カメラアダプタ」を使って接続しています。
アップル 純正 Apple純正 Lightning – USB 3カメラアダプタ (MKOW2AM/A) Lightning to USB 3 Camera Adapter ■
具体的に接続する方法も画像で説明します。
まず、「Lightning – USB 3カメラアダプタ」とカメラ付属のコードを接続します。
Lightning端子をiPhoneにも接続すれば設定は完了です。
この状態で接続すれば、マイクに給電されてマイク本体のランプが光り、すぐ録音可能になります。
iPhoneのボイスメモで録音できるかどうかテストした時の様子です。
この状態でiPhoneに音声を録音します。
RODEのマイクに向かって声を録音。クリアな音声がiPhoneのボイスメモに保存されます。
録音する時は赤いボタンを押すだけです。
iPhoneのデータとしてマイクの録音データが保存できます。
現在の私の使い方(動画のアフレコ)
MacBookにもLightningのiPad・iPhoneにも接続できるようになったRODEのマイク。
自分が動画編集で使っているこの3種類すべての方法でアフレコ録音をしてみました。
その結果、
- MacBook→ファン音が入ってしまうのが難点(▲)
- iPad→アフレコ録音の時に動画編集画面で流れを見ながら作業しずらい(▲)
- iPhone→ボイスメモが一番録音しやすい(◎)
ということで、現在動画にアフレコ(ナレーション)を入れる時には
- マイクとiPhoneを繋ぎ、ボイスメモで録音
- 動画編集する時は、録音データを順番通り繋げてカット編集
以前はアフレコ入れの時には台本を書きそれを読んで録音していたのですが、現在はその時間が取れないので音声は粗編集中の動画(動画データを順番に並べてから)を見ながら台本なしでひたすらマイクに向かって話して録音しています。
音声データは編集ソフト(アプリ)内で順番通り繋げてカットして、動画と合わせています。
どちらかというと音声に合わせて動画の長さを調整している感じです。
こんな感じでも、なんとかなっています。
ちなみに、このマイクで録音した最近の動画のリンクも下に掲載しておきます。
素人の録音ですのでその点はマイクの性能とは関係ありませんのでご了承ください(※マイク素人でもこの程度の録音なら簡単にできますという実例としてお聞き頂けると幸いです)
▼このマイクで録音した最新の動画はこちら
まとめ
YouTube動画用のアフレコに使っているマイク「RODE NT-USB Mini 」について、接続方法や使い方などを簡単にご紹介しました。
2年前に購入する時に「マイク沼にハマらないよう最初に良いものを買おう」と思っていろいろ探しました。
マイクの使い方や録音の目的などは人それぞれ違うと思います。私の場合はアフレコ用に買ったけれど現在は家族もオンライン授業や会議などでも使っています。
最初に高いマイクを買うのはとても勇気が必要だったけれど、コロナ禍でオンライン授業やビデオ会議などで家族が使っても「音質が良い」と好評でマイク代のもとは十分取れたかなと思っています。
購入後に時間は経過してしまいましたが、現在でも音質変わらずとても高品質のまま我が家では活躍しているマイクなのでこの記事でご紹介しました。
※商品の価格は購入時の価格です。現在は値上がりしていますのでご注意ください。
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