我が家は10年以上、ネスプレッソを使っています。
今年3月にマシンをU(ユー)からエッセンサプラスに買い替えました(これで4代目のマシン)
U(ユー)は数年前に発売されたモデルですが、現在も故障せず愛用されている方も多いと思います。
今回買い換え前に、U(ユー)から買い換えた人のリアルな情報になかなか辿りつかず苦戦しました。
今後買い換える人も増えてるかもしれないので、エッセンサプラスに買い換えて分かったこと・マシンの違い・注意点などについて記録しておきます。
似たような状況の人は少ないかもしれませんが、マシン買い替えを考えているどなたかのお役に立てれば幸いです。
U→エッセンサプラス 買い替えたきっかけ
買い換えることにしたきっかけは、ネスプレッソクラブの限定セールでした。
カプセル50個とマシン本体のセットが6000円台(送料無料)という特別オファーのメールが届いたことです。
ちょうど、U(ユー)のカプセルが自動で落ちない不具合が時々発生するようになっていて修理を考えていたタイミングだったので、このタイミングで買い換えることにしました。
▼買い換えた時の記事
買い替え前に迷ったこと
買い換えに当たって迷ったことは、2つ。
- Uからのエッセンサプラスへ買い換えた情報あまりなかった
- エッセンサプラスには形が2つある
エッセンサは低価格で小さなサイズの「エッセンサミニ」の情報はとても多いけれど、上位モデル「エッセンサプラス」に買い替えた人のリアルな情報がネット検索ではなかなかヒットしなかったのです。
情報が少なすぎて、我が家の買い換えに適しているのか判別できずとても困りました。
また、エッセンサプラスには形が2種類あることも迷った大きなポイントでした。
ネスプレッソクラブの限定セール対象マシンは、エッセンサプラス2種類の中の「C45」モデルのみだったからです。
ビジュアルが可愛い「D45」チェリーレッドの情報は見つけられたけれど、今回買い替えた「C45」オフホワイトに買い替えてどうだったか?という感想、さらに「Uからの買い換え」が加わると欲しい情報は得られませんでした。
我が家が購入したのは、「エッセンサプラス オフホワイト C45WH」
この機種は2019年秋に発売された新しいモデルです。
▼オフホワイト C45WH
エッセンサプラスの形は2種類あり(C45とD45)、同じマシン名なのに2つの形が存在するのです。
※【2022年追記】現行機種の品番は「C45NとD45N)
C45は少し細身で背が高い形、色はオフホワイトとリムジンブラック
D45は少し丸みを帯びた末広がりの形、色はチェリーレッドとリムジンブラック
▼D45はこんなスタイルです
2つのマシン 5つのポイントで比較
写真の左がエッセンサプラス、右がU(ユー)
買い換えて半年が経過し、2つのマシンの違いについて分かったことを○つご紹介してみます。
比較(1)マシンの大きさ・機能の一覧
Uからエッセンサプラスに買い換えて、約半年が経過しました。
2つのマシンを両方使ってみて、違いを感じた点についてだけ表を作って比較してみました。
エッセンサ プラス C45WH |
U (ユー ) D50BK |
|
本体 サイズ |
幅13.4×奥行39×高さ24cm |
幅11.5×奥行36.9×高さ25.1cm |
本体 重量 |
3.6 Kg |
3 Kg |
水タンク 容量 |
約1.0 L |
約0.7 L |
水タンク 180度位置調整可能 |
○ |
○ |
使用済みカプセル 容量 |
最大 11個 |
最大 12個 |
使用済みカプセル 自動排出機能 |
ー |
○ |
自動電源off機能 |
○ |
○ |
ワンタッチオーダーシステム |
○ |
ー |
▼コーヒーサイズ▼ | ||
リストレット(約25ml) |
ー |
○ |
エスプレッソ(約40ml) |
○ |
○ |
ルンゴ(約110ml) |
○ |
○ |
アメリカーノ(約150ml) |
○ |
ー |
アメリカーノXL(約200ml) |
○ |
ー |
本体サイズは底のパーツの大きさが全て加えられている数字のため、一見エッセンサプラスの方が大きくなってしまうように思えますが、実際には本体はエッセンサプラスの方がスリムで細身です。
また、機能の面で大きく違うのは、エッセンサプラスはアメリカーノが自動で作れること。
最大200mlサイズまで作れます。
アメリカーノが自動で抽出される時のお湯は専用の抽出口から出るため、お湯はきれいなお湯です(カプセルの抽出口とは別なので)
またお湯ボタンがあるため、温かいお湯だけを入れることもできます。
ワンタッチオーダーシステムは使う人が限られると思われますが、今年から始まったネスプレッソの新会員システムの最上級「アンバサダー」の場合はオンライン注文でもカプセル1本(10個)から送料無料で届けてもらえるため、利用頻度の高い人なら使いやすい機能。
※注意※【2022年追記】ワンタッチオーダーシステムは2022年1月中旬で廃止になります。
比較(2)形とデザイン
(左)エッセンサプラス (右)U(ユー)
この2つのマシンは、どちらも水タンクが180度左右にも動かせるという特徴がある機種です。
水タンクを真後ろに置くとストレートな形になり
左右どちらにも水タンクを移動することが可能です。
水タンクはエッセンサプラスの方が約300ml多く入ります。
比較(3)操作と抽出方法
(左)エッセンサプラス (右)U(ユー)
2つのマシンはカプセルを入れてから抽出するまでの流れが少し違います。
ユーは、カプセル用の開閉口がスライド式になっていて、カプセルを入れて閉めて抽出ボタンを押すとスタートして、抽出後にカプセルが自動で排出される構造。
エッセンサプラスは、カプセル用の開閉口がレバー式になっていて、持ち上げて開き、カプセルを入れてから閉じて抽出ボタンを押すとスタート。抽出後にレバーを空けるとカプセルが排出される構造。
ユーのカプセル自動排出機能は便利でしたが、抽出の流れに慣れが必要でした(家族がたまに使うと間違えやすい)
また、自動排出機能の欠点なのか使用年数が長くなるとカプセルが途中で引っかかって落ちなくなったり、カプセルがきれいに入らなかった場合はカプセルが潰れてしまうことがありました。
エッセンサプラスのレバーは少し開ける時に硬めだけれど、操作はとても分かりやすいです。
また、ユーはタッチ式のボタンですがエッセンサプラスは物理的ボタンでカップの大きさのイラストが描かれているため抽出量が分かりやすいです。
比較(4)水タンクの大きさ・構造
(左)エッセンサプラス (右)U(ユー)
水タンクの構造も少し違います。
エッセンサプラスの水タンクは約1000ml、ユーは約700ml
どちらも大きめですが、ネスプレッソは使用前と使用後に湯通しする必要があるので水タンクが大きいのはマイナスではありません(むしろプラス)
2つのマシンは、水タンクの位置を180度移動できる点でとても似ています。
水タンクの構造は少し違っているのでその点も比較してみました。
まず、キャップ部分の構造が違います。
(左)エッセンサプラス (右)U(ユー)
ユーの水タンク蓋はただ乗せるだけの構造なので固定式ではありませんが(倒れたらハズレやすい)、つまみがあって持ち上げやすいです。
エッセンサプラスの水タンク蓋はつまみはありませんが、しっかり閉まる構造です(上から押す感じ)
底の部分に大きな違いがあります。
ユーは本体セットする時は上から乗せて置くだけ。
エッセンサプラスは一番したの部分にくぼみがあって、本体にセットすると「パチっ」と音がして固定されます。
細長い水タンクが倒れないような安全策が追加されていました。
下の写真はエッセンサプラスの水タンクを置く部分です。
丸い突起があり、水タンクがここにセットされて固定される構造です。
また、エッセンサプラスは本体の裏が平らな形なので、水タンクを左右にスイングさせて設置しても奥行きが思ったより深くないのもスッキリ感があります。
▼水タンクを後ろに置いた状態(エッセンサプラス)
▼水タンクを外したり左右に動かした時の状態(エッセンサプラス)
比較(5)お手入れ方法
(左)エッセンサプラス (右)U(ユー)
どちらのマシンも使用後はパーツを外して洗えます。
エッセンサプラスの方がパーツがコンパクト設計です。
ユーと基本的に同じような形ですが随所に進化した点あり、それが使いやすくなっていました。
▼U(ユー)
ユーの土台部分はマグネットでくっつく構造でした。
取り外しやすいのですが、本体を持ち上げて場所を移動する時に丸い部分が落ちてしまうのが難点だったのですが、
▼エッセンサプラス
エッセンサプラス のパーツは、フックにひっかけるような構造になっているため本体を持ち上げても丸い部分は落ちません。
これは小さなことだけれど、我が家のように場所を移動して使うことが多い場合には大きな改善点でした。
そしてパーツがコンパクトになったことで、洗った後に乾きやすくなった気がします。
買い換えて良かったこと
ユーからエッセンサプラスに買い換えて半年使ってみた現在、「買い換えて良かった」と思ったことは下記です。
- お手入れが簡単になった
- 抽出がスムーズ
- コーヒーのバリエーションが多い(アメリカーノが自動)
- そのままおけるカップの大きさが多くなった
- シンプルで使いやすい
本体はサイズの数字だけみるとエッセンサプラスがかなり大きいように感じますが、実物を設置してみると思っていたよりずっとスリム。ホワイトを選んだおかげでキッチンのバックカウンターに置いても大きく感じません。
ユーは少し太めだったので、使わない時はずっと収納棚に入れていたのですが、エッセンサプラスはスリムなので電子レンジの横にセットしてずっと置きっぱなしで使っています。
また、アメリカーノが自動で抽出できるためドリップコーヒー感覚で飲むこともできるようになりネスプレッソを使う機会が以前より増えました。
全体的に今回買い換えて良かったと思っている現在です。
U(ユー)から買い換える時の注意点
ユーから他のマシンに買い換える時に注意した方がいいと思うのは以下の3つです。
- マシンの大きさ
- 使用頻度
- 価格
最近はマシンの大きさもコンパクトで低価格のタイプと、大きめで多機能タイプの2つになっています。
ユーは中間のモデルだったので、その変わりがないのがちょっと残念。
エッセンサには「エッセンサミニ」というとても小さいサイズのマシンもあります。
昨年北海道の知床旅行で滞在したホテルのお部屋に「エッセンサミニ」が置いてあり、初めて自分で操作しました。
その時はまだユーを使っていたので「次に買い換えるならミニにしよう」と思っていたけれど実際にホテルで使った時に「我が家にミニでは小さい」と思ったのです。
ミニでも十分美味しいコーヒーが入れられるのですが、ミニの水タンクはとても小さく、我が家の場合は家族3人(3杯分)湯通し用の分量を考えると小さすぎると感じたのです。
そのことがあったので、我が家は今回ミニを買いませんでした。
特にユーをずっと使っている人は、安定感のあるマシンに慣れているため、低価格で華奢なマシンに移行するのは少し抵抗があるかも。
そして、現在ユーを使っている場合、使用頻度についても大切なポイント。
購入した時より使用頻度が下がっている場合は、生活スタイルも変わっているかもしれません。
使用頻度がある程度高ければ、ユーを置いてある場所が既にあるためどのマシンに買い換えても問題ないけれど、使用頻度が低くなっている場合はユーと同サイズ(またはそれより大きい)に買い換えることはおすすめしません。
購入した時より使わなくなっているけれど、マシンを買い換えたい時はエッセンサミニのように小さくてコンパクトなモデルに買い替えてみると、また使用頻度が上がるかも。
最後に、価格について。
マシン買い替えには価格比較も付き物ですよね。
我が家もエッセンサプラスがネスプレッソの限定セールでこんなに破格の安さになっていなければ、まだ不調だったユーを騙し騙し使っていたかもしれません(笑)
ミニは1万円ちょっと、プラスは2万円を超えてしまいます。
どちらが満足度が高いかは、「ユーを使っていてどれくらい満足していたか?」を考えると良いかと。
ユーが華奢に感じていた人なら、より本格的なモデルはプラス以外にもあります。
ユーの安定したスタイルがちょうどよく、家族でネスプレッソを飲んでいる場合は小さめのマシンより上位モデルの方が合っています。
いずれにしても、マシンを買い替えたいと思ったら、自分の目で実物を確認してから決めるのが間違いない。
特に今回買い換える前に情報を調べて分かったのは、
SNSの情報はキャンペーン案件でマシン提供や報酬を受けてアップされている情報がとても多いため、買い替えてどうだったか?という情報を知るのは難しい
ということです。
マシンは何年も使うものですので、せめてサイズや大きさの実物を確認してから決めた方が失敗が少ないと思います。
ネットの情報に惑わされず、ご自身の希望するポイントでマシン探しをする方が後々後悔しないはずです。
生活スタイルに合わせてマシンを選んでみてくださいね。
まとめ
今年ネスプレッソのマシンを、ユーからエッセンサプラスに買い換えてみて、半年使ってから分かったこと・違いなどについて書いてみました。
ユーを使っていた人なら、買い換えの時にとても悩むことが多いはず。
小さなモデルか、大きなモデルかというサイズのことだけでなく、ユーを使っていたからこそ水タンクの重要性なども検討点に入ることではないでしょうか?
エッセンサプラスは大きめのモデルですが、マシンの安定感と質感がやはり下位モデルの華奢な感じとは全然違います。
我が家は、現在の生活スタイル(家族3人暮らし)でエッセンサプラスへの買い替えはちょうど良い選択だったと思っています。良いタイミングでネスプレッソの限定セールがあって本当に良かったです。