梅雨が明け、油断していたらお天気悪い日が続き、梅干しの日干しが遅くなってしまいました。でも、無事に美味しい梅干しが完成しましたよ!
今回は、前回書いた2017年梅干し作り(1)の続きです。
我が家の日干しの方法、完成後の梅干しと梅酢の保管方法についてまとめました。
では、早速続きを見てみましょう。
梅干し作り 塩漬け1ヶ月後の梅の変化
6/16に塩漬けスタートした今年の青梅。
その時の様子はこちら↓
最初の1週間は毎日1回袋毎ゆすって塩と梅をなじませました。毎日少しずつジワリと出てくる梅酢と梅の変化の様子を見られるのも自宅で作る楽しみですね。
2週目には梅酢で梅が浸るほどになります。こうなれば毎日ケアしなくても大丈夫。数日に1回様子を見ながら梅酢を全体に絡めるようにビニール袋を動かすだけでOK。梅酢に使っていればカビも出ないです。
さて、1ヶ月が経過。梅はどんな変化を遂げているでしょうか?
1ヶ月以上経過して、青かった梅はくすんだ梅干し色(?)に変化。梅酢が出て梅のボリュームも小さくなっていますね。
東京の梅雨明けは7/19、その後1週間は私が忙しくて日干しする余裕がなく、気付いたら7月最終週に。
梅雨明け直後は猛暑が続いて油断していたら、天気が悪い日が続いて、梅が干せない!
ちょっと焦りましたが、やっと天気が落ち着いた7/25に梅酢から引き上げて、日干しスタート。
梅酢と梅を分けて、日干しの準備
まずは、梅と梅酢を取り分けます。
ジップロックコンテナからビニール袋を引き上げると、梅酢がたっぷり出ている様子がよく分かりますね。
ビニール袋は2重にしてあります。今年は梅酢がジップロックに染み出すこともなく、袋もとってもきれい♪ジップロックコンテナに臭いが強く残ることもなく大成功!
梅酢に浸った梅は、かなりシワが出て小さくなっています。
今年は梅2kgを、1㎏×1袋と500g×2袋で漬けました。両方同じように梅酢が上手に上がったから、この方法は正解でした!
大きめのザルに梅酢ごと梅を出して、梅酢を分けます。いつも使っているコランダー(大)と柳宗理のステンレスボウル(大)を使用しています。
梅酢の利用方法と保管方法
取り分けた梅酢は、600ml
1滴も水分を加えていないのに、2㎏の梅からこんなに沢山のエキスが出ます。塩の浸透圧のパワーってすごいですね。梅酢はこのままなめてみると塩と梅エキスでかなり酸っぱくて塩っぱい液体です。
梅酢はお料理に使ったり薄めて飲んだりすることもできますが、塩分が強いので飲食に利用する時は体調等ご注意ください(※梅酢の利用に関しては自己責任にてご利用ください。塩分摂取量は小さいお子様がいる場合にはご注意ください)
梅酢は冷蔵庫で保管しています。以前はウイスキーや焼酎の空き瓶に保管していたのですが、塩分と酸でキャップが錆びたりして扱い難いため、今年は厚手の小さいペットボトル2本を使いました。
350mlタイプのミネラルウォーターが入っていたペットボトル2本にピッタリの量でした(このボトルは広告でお世話になっているA8.netさんのセミナーでもらったお水です。キャラクターのハチさんが可愛い)
この小さめサイズのペットボトルなら冷蔵庫のドアポケットに入れても邪魔になりません。
梅酢は、銅の黒ずみをきれいにしてくれる働きもあります。キッチン流し排水溝カゴが銅製の我が家ののキッチンでは大活躍します。銅の黒ずみは塩分と酸でピカピカにきれいになります。梅酢はまさにピッタリなんですよ!
(天日干し)キッチンにある道具だけで出来る
塩漬けも、特別な道具は使いませんでした。
キッチンでいつも使っているジップロックコンテナと食品用ビニール袋だけでした。
日干しにも特別な道具は使いませんよ。普段キッチンでいつも使っている道具を組み合わせればベランダ日干しが出来ます。
まず、梅酢から分けた梅の余分な水分を取ります。キッチンペーパーを広げて並べました。写真は数を数えたかったため整列してますが、並べる必要はないです。ざっと水分が取れたら大丈夫。
全部で70粒以上ありました。4個ほど梅肉が裂けて潰れてましたが、気にせずそのまま日干しします。
青梅を買う時につい色がきれいな赤身かかった青梅を選びそうになりませんか?でも赤身が強い梅は熟し始めているため塩漬けすると梅肉が柔らかくて皮が裂けやすいのです。
ですから、南高梅を買うときには青くて張りがある梅を選んでくださいね。
2㎏分の梅は、1回で天日干ししています。
日干しに使う道具は
- 大きめのお盆
- キッチンペーパー
- オーブンシート
- オーブン用網かケーキクーラーなどステンレス製の網
どれもキッチンにあるものです。
まず、大きめのお盆かトレーにキッチンペーパーを敷きます。
その上に、オーブン網やケーキクーラーなどのステンレスの網を乗せ、
網の上にもキッチンペーパーを敷いて、その上にオーブンシートを敷いてから、梅を並べます。
梅干しを干すザルは使っていません。以前専用のザルを購入したことがあるのですが、1年に1回しか使わないし、置き場所に困ったため、それ以降はこのトレー+網のパターン。
ザルと違って水分を蒸発させるパワーは弱いため、事前にキッチンペーパーで余分な水分を取っておくことがマンションベランダでも日干ししやすくなるコツです。
準備ができたら、日干しスタート。
マンションベランダで梅干しを干す方法と注意点
我が家はマンションの1階です。屋根付きのベランダだから正確には「テラス」。
ベランダにイスや台などを置いていないので、梅の干し場所はベランダ収納ボックスの上です。この収納ボックスはリサイクル用の空き瓶や空き缶入れとして日常的に使っているもの。中身はそのままで、きれいに拭いてからお盆を乗せています。
▼これと同じベランダ収納ボックスです
日干しは、梅雨明けのお天気のいい日に3日3晩干すのが基本の方法。
でも、我が家はマンションベランダなので夜は室内に入れています。我が家のテラスは屋根がありますが雷雨など急な雨では濡れてしまうため、屋根のないベランダの場合は干す時間は注意が必要かも。
直射日光がガンガン当たる必要はないですが、光はなるべく当たる位置におきましょう。直射日光が長く当たりすぎると3日干す前にカラカラに干からびてしまいますから、その点もご注意ください。
7/25天日干し初日は、午前曇りで午後は太陽が出ました。梅はまだ少しぷっくりしていますね。
その翌日からあまり天気が良くなくて、午前だけ干したり、午後だけ干したり、雨の日も1日あり室内置きの日もあり。
結局完成は、7/29
丸5日かかったものの、仕上がりはなかなか良い感じに出来ました。
5日前、プックリしていた果肉はシワが増えて梅干ぽく変化。余分な水分が蒸発して、身が引き締まった美味しそうな梅干し完成です。
完成してうれしくて、まずは果肉が破けてしまった梅を食べました。
今年の梅は、柔らかでとってもとっても美味しい!
これこそ「手塩にかけた」成果ですね。
天候には恵まれない梅雨明け後、なんとか美味しく作れてホッと一息。
完成した梅干し 保存場所は冷蔵庫がおすすめ
完成した梅干しは、焼酎で消毒したジップロックコンテナのスクエア大と中に詰めてから冷蔵庫で保管しました。
これでたっぷり美味しい梅が食べられます。秋からのお弁当作りにも使えます。
我が家の梅は塩分15%で漬けているため、常温保存はカビ発生の心配があり、心配なので冷蔵庫保管しています。
保存容器に梅だけ入れるか、梅酢も一緒に入れるかはお好みで。
我が家の梅干しは、赤紫蘇を入れない白梅です。夫が赤紫蘇苦手。白梅は見た目は地味ですが梅の本来の味がギュッと濃縮していて大好きです。
赤紫蘇バーションもジップロックで同様に作れると思います。
今年も2回に分けて自家製梅干し作り記事を書きました。大量に作らなければ、キッチンでいつも使っている道具だけで梅干しは作る事ができます。
大雑把な私でも失敗無く作れていますので、皆さんならきっと作れます!
青梅の季節は終わってしまいましたが、是非来年は一緒に梅干し作りましょう
2017年の梅干し作りのご報告でした。
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