6月のバンコク旅行、ぜひ行ってみたいと思っていた「ジムトンプソンの家」へ。
ジムトンプソンの家は、タイシルクの復興に尽力して財を成した米国人実業家ジムトンプソンが実際に住んでいた住居や収集した古美術品などがそのまま保存されている博物館です。
家の内部は撮影禁止になっています。自分の目でぜひお家の中を見学したいと思っていました。
6月に初めて行ってきた時の様子をご紹介します。
ジムトンプソンの家 場所と最寄り駅
◾️ジムトンプソンの家(Jim Thompson House Museum)
◾️場所(最寄り駅) BTSシーロムライン「ナショナルスタジアム駅」下車徒歩5分
※BTSスクンヴィットライン「サイアム駅」から乗り換え
ナショナルスタジアム駅から歩いて5分ほど、1本路地に入りますがとてもわかりやすい場所にありました。
駅の階段を降りて、そのまま少し歩いて左折するだけです。
路地は、普通の住居や小さな工場などがあるけれど午前中はひっそりしています。
ジムトンプソンの家は看板があり、国旗が何本も掲げてあるので初めてでも迷わず行けました。
入り口の様子
門を入ると、緑に覆われた空間に変わります。
見学できる家はこの道の一番奥にあり、手前にあるショップやカフェに入るのは無料。
生き生きと茂る緑の中に、赤い傘が並んでいてとても素敵。
左側の建物1階はショップ、2階はカフェ。
ショップでは、タイシルク製品の小物から布類、バッグ・衣類まで沢山揃っています。
中央の道を進むと、奥が家の中庭。手前にレストランがあります。
ランチも食べられます。
午前中は殆ど利用客はいなかったけれど、雰囲気がとても良かったです。
道の両側には、美しい緑の植物の間にハスの大きなかめがならんでいて、白とピンクのハスの花が美しすぎてうっとり見とれました。
バンコク市内はかなり都市化していて、自然な雰囲気の熱帯植物は立ち並んでいません。
だから、この邸宅の敷地内に1歩入ると「ホッと」します。ビオトープのお庭がこんなに癒しパワーがあるなんて。
赤い傘の下には繭玉が絹糸になるまでの過程が展示されていて、これも美しかった。
繭玉を見るのはとても久しぶり。
漂白される前の自然な風合いは優しい色でした。
ビオトープの緑のお庭の中に繭玉があって、目に入るだけでリラックス効果ありました。
ジムトンプソンの家 見学方法と料金
一番奥に進むと、そこが邸宅の中庭。
道ての建物がジムトンプソンの住んでいたタイ様式の家です。
建物の反対側に受付小屋があり、そこで入場申し込みをします。
入場料金は大人1人、200THB (約720円ぐらい)
料金を払う時に入場券がわり?の説明書を渡されて、入場案内時間を教えてくれます。
この日は10時40分からの回、ガイドさんは英語と日本語が選べました。もちろん日本語のガイドさんの回にしてもらいました。
時間まで時間があったので、入り口のショップに戻り少しお買い物しました。
開始時間の書いた紙を見せると、中庭と入り口の道は自由に行き来できました(邸宅入り口側でチェックする女性が2人いました)
ショップでいろいろ見て、ポーチとクッションカバーを買いました。
邸宅の中庭に戻って、椅子に座って時間を待ちました。
家の見学方法 ガイド付き
邸宅の玄関入り口までは写真撮影できますが、邸宅内部は撮影禁止です。
見学は全てガイドさんについて回ります。
英語と日本語のガイド付きでしたが、韓国語などは無いようです。私達がお世話になった日本語のガイドさんは若いタイ人の女性で日本語がとてもお上手で説明は聞き取りやすかったです。
でも、一緒に回った中に韓国人の女性が数名いて、日本語のみの説明だったためGoogle翻訳を使ったりちょっと不便そうでした。
それから、建物内は履物(靴やサンダル)を脱ぐ必要があり、荷物も持込ません。入場口のロッカーに預けます。スマホと貴重品は持って入ることができます。
素足でも平気な方はそのままで大丈夫だと思いますが、板張りの床を結構歩くので素足の場合は少し汚れるかも。
私も夫もたまたまスニーカーで靴下履いていたため、汚れは気になりませんでした。
邸宅見学は暑いの?
邸宅内、冷房設備がある部屋は1つだけでした。それ以外の見学できた部屋に冷房はありません。
でも、邸宅内の庭は大きな熱帯植物があるため直射日光は入らず、邸宅も風通しの良い作りなので暑さは大丈夫でした(床は板張り)
私が行った6月後半、この日は気温が30度ぐらい。じっとしていると暑いけれど、我慢できない暑さではなかったです。
入場する入り口には椅子があり、扇風機も回っているので休める場所はありました(ここも直射日光は当たりません)
邸宅内を見学してみた感想
邸宅見学は、本当に有意義で貴重な時間でした。
行って良かったです。
ジムトンプソンの家の詳細については観光情報に沢山掲載されているのでこの記事では書きませんが、ジムトンプソンは世界的美術品への知識力が深く、当時それらを収集できた財力は想像以上でした。
とにかくセンスが素晴らしいと思いました。
世界中から集めた貴重な品々、それが不思議とタイ様式の建築にマッチして、時を経てた現在見ても古臭くないのです。
邸宅に1歩入ると、懐かしいような、ホッとするような、そしてどこを見ても「美」がある、そんな感じでした。
もっと長い時間、邸宅内に居たかったです(ガイドさんとご一緒に動くので無理ですが)
ジムトンプソン 購入品
ジムトンプソンの家にあるショップでお買い物しました。
購入品は2つ。
タイシルクのポーチと、クッションカバー。
ショップには多くの商品があり、いろいろ迷って、すぐ使えるものを買いました。
◾️ポーチ(タイシルク) 価格 870THB(約3100円)
ポーチもデザインがたくさんあって迷いました。
ピンクの小さな像のデザインが可愛かったので、このポーチを選びました。
シルクの手触りが柔らかくて優しい。
縫製も、素晴らしい。
内側もピンクのシルク生地。
柔らかな手触りとふわっとした弾力感がとても気に入りました。
化粧ポーチとして早速使っています。
◾️クッションカバー(タイシルク) 価格2000THB(約7200円)
クッションカバーも大小たくさんそろっていました。
デザインも豊富なため、迷いすぎて時間足りないくらい。
ポーチ以上に手触りが滑らかで気持ちいい。
ファスナーは後ろに綺麗に隠れるデザインで、クッションカバーに見えないコンパクトさ。
でも、生地は薄くないので安心です。
せっかくタイのジムトンプソンの家で買うので、象モチーフのブルーグリーンが綺麗なこのデザインにしました。
現在自宅のソファーの置きクッションに使っています。うたた寝する時に肌当たりが滑らかで優しくて大活躍中です。
それから、このショップでは免税書類の手続き書類も作ってくれます。
私も作ってもらったのですが、帰りのスワンナプーム空港内の免税手続きが大行列で諦めました。ちゃんと空港で手続きすれば数百円戻ってきたそうです。
(※スワンナプーム空港での免税手続きはすごい行列で時間かかりますのでご注意ください。チェックイン前に手続きし、出国手続き後に手続きする所も両方混んでいます)
まとめ
ジムトンプソンの家に初めて行った6月の様子をご紹介しました。
交通の便も良い場所にあり、駅からも近いため初めてのバンコク旅行でも安心して個人でも行けました。
バンコクは急な雨や天気が不安定な時もあると思うので、邸宅見学はぜひ晴れている日がおすすめ。
ビオトープのお庭に癒されて、貴重な古美術品が邸宅に馴染む素敵な空間。
バンコクにまた行く機会があったら、また訪れてみたいと思える場所でした。