もう少しで梅雨明けしそうですね!
梅雨が明けたら真っ先にやる事があります。
それは、「梅の天日干し」(土用干し)
私が作っている梅干しは「南高梅の白梅」。紫蘇で赤く染めない、そのままの梅干し。
お弁当作りに欠かせなくて、自家製梅干し作ってます。
▼追記「簡単な梅干し作り方」はこちらの記事にまとめました
簡単な梅干しの作り方
専用の道具がなくても梅干は作れます
狭いマンション暮らしでも梅干しは簡単に作れます。
以前は専用の容器やザルなどを使っていましたが、昨年からは、特別な道具は一切使わない超簡単な方法で梅干し作っています。
今日はその方法をご紹介します。
(ずぼらな私の方法なので、こんな作り方でも梅干しは作れるんだ、、という話です。正式な作り方とは違うと思いますのであくまで自己流の一例ということでご覧ください)
超簡単な梅干しの作り方とは?
梅干し作りは難しい、と思っていませんか?
でも、全然そんなことないのです!梅干し作りの工程はとってもシンプル。作業の流れとコツさえ分かれば誰でも簡単に自家製梅干しを作る事ができます。
私も以前は梅干し作り用の専用道具(大きめ保存容器、干す時の平くて大きなザルなど)を買って作っていました。でも専用の道具はその時にしか使う用途がなく、かさばる大きさのため狭いマンション暮らしの我が家では収納場所にも困りました。
数年前に偶然テレビでとても簡単な梅干しの作り方を見て衝撃を受け、恐る恐るその方法で作ってみたら、美味しい梅干しができたのです!
その方法のおかげで、私の梅干し作りには専用の道具を使わず、キッチンにいつもある道具だけで作れるようになりました。
その作り方とは、
「少量の梅干しをビニール袋だけで作る」という方法。
そのお料理番組では1キロの梅をジップロックのような袋で作っていました。
「そんなに簡単でいいの?」と興味を惹かれ、昨年は私もビニール袋で梅を漬けてみました。
結果は、普通に大成功!
作り方、順を追って簡単に説明しますね。
簡単な梅干し作り 基本の材料
簡単梅干し作りの材料は、たった2つ、梅と塩だけ。
材料(1)梅
去年は2キロの南高梅を使いました。
今年は調子に乗って、3キロの南高梅。
材料(2) 天然塩
我が家の梅干しは、塩分濃度15%で漬けています。
梅が3キロだから450gの天然粗塩を用意しました。(手に入りやすい「伯方の塩」)
※3000g×15%(0.15)=150g
塩分濃度はご家庭によってお好みがあると思います。
10%前後だと塩分控えめで食べやすい味になりますが、長期保存には向きません。冷蔵庫保管がオススメ。
20%前後だとかなり塩分強めです。でも冷暗所保存や長期保存したい場合には塩分濃度高めで漬ける必要があります。
梅干し作りの基本材料は<1><2>だけ、つまり、梅と塩があれば白梅は作れるのです。
ビニール袋で梅干し 作り方
ビニール袋を使って作る簡単梅干しの作り方を具体的にご紹介します。
①最初に青梅(南高梅)をよく洗う
買ってきた南高梅をお水でよく洗います。
②洗った梅をしっかり乾かす(自然乾燥)
水で洗った梅は、キッチンタオルなどの上に乗せてしっかり自然乾燥させます。
この時点で、梅のフレッシュで芳醇な香りがキッチンに広がります。
青梅の香りが大好き。一年にこの時だけのお楽しみですね。
③梅のヘタを楊枝で取り除く
乾いた梅のヘタを楊枝で1個ずつ取り除きます。これ、大切なポイントです。
ヘタの部分から雑菌が入りやすいという事もありますし、梅干しが完成して食べる時、ヘタは小さいけれど分からず食べてしまうと口に残ります。
手間ですが1個づつ取り除いておきましょう。
④大きめのビニール袋2枚と保存容器を用意
梅は直接ビニール袋に入れて塩をまぶして、そのまま梅酢が出てくるまで保存するため、厚めのしっかりしたビニール袋を2枚用意します。
梅を入れたビニール袋は、そのまま室内に置いておくこともできますが、梅酢(塩で漬けると出てくる梅のエキス)はにじみ出てきてしまうので、置き場が濡れないようにするために大きめの蓋付き保存容器に入れて保存します。
蓋付きの大きめの保存容器が無い場合は、汁がこぼれても大丈夫なトレーなどを用意。
この時に、容器は蓋も全部消毒しておきます(今回は家にある焼酎で一応消毒しました)
⑤梅を塩で漬ける
準備ができたところで、梅と塩をつけます(塩はお好みの%で)
用意した厚手のビニール袋に梅を入れて、計量した塩を加えます。
ビニール袋は口を閉じてから、もう1枚で包んで二重にします。
梅が入ったビニール袋を、蓋付きの保存容器に入れて、作業は終わり。
この保存容器は梅酢のこぼれ防止と臭い防止のためだけに使うので、完全密封する必要はないです。
蓋がないと梅の香りがずっと漂ってしまうのと余計な空気が入らないようにするためだけ。
直接容器で梅を漬けてしまう事もできるけど、その容器に香りが残って結局洗っても香りが消えないから別の用途に使いにくいという過去の経験があり、直接容器で梅を漬けるのはやめました。
ビニール袋で漬けると梅酢はにじみ出てきてしまうものの、香りが付いて取れないという事はないので、私もこの容器は普段ドライハーブの保管に使っていて、梅作りの時だけハーブを出して使ってます。
⑥梅酢が出てくるのを待つ
蓋をして、日の当たらない場所に置いておくと数日で梅酢が少しずつ出てきます。
梅酢が出てくるまで、ビニール袋ごと少し揺すって塩を馴染ませます。
私はキッチンの隅っこに容器を直置きしていて、梅酢が上がってくるまで塩を絡めるために毎日ビニール袋をゆすっています。
最初の数日はなるべく毎日、梅酢が上がってきたら数日に1回程度で。
たっぷり梅が浸る程度に梅酢がでるまでは毎日ゆすってあげた方が良いです。
梅酢がたっぷり出ても、梅雨が開けるまではビニール袋のまま置いておきます。梅雨が長引く時は、梅酢がたっぷり出ていても数日に1回は様子を見ておきましょう。
⑦梅雨が明けたら天日干し(土用干し)
梅雨が明けたら、3日間天日干しをします。
梅酢と梅の実を分けてから、梅干しを太陽に当ててあげます。
梅干しは平な専用のザルに並べて干すのが一般的ですが、私は家のキッチンにあるものを代用して使っています。
日干し用の専用ザルは持っていないのであれこれ試して、現在はこの方法です。
写真、ビックリしないでくださいね。私の大胆な方法はこちらです。
使えるものは何でも使おう!的な発想で。
テラスの道具箱の上に、大きいお盆を乗せて、
その上にオーブン網を乗せ、
オーブンシートを敷いて梅を乗せただけ。
昨年の写真を今見ても大胆な方法ですが、これでも、本当に天日干しはできるのです。
時々ひっくり返しながら3日間、屋根のあるテラスで天日干し。夜だけは室内に戻しました。
⑧梅干し完成
天日干しが終われば、梅干はすぐ食べられます。
これが、完成した梅干しです↓
完成後すぐ食べられる、美味しい南高梅の梅干しができました。
天日干しした梅干しは、ジップロックコンテナ数個に分けて入れ、冷蔵庫で保存します。
ジップロックコンテナも焼酎や熱湯などで消毒しておきましょうね。
家にある道具だけで作れる簡単梅干し。
こんな方法でもマンションテラスやベランダでも梅干しができますよ。
(衛生面がご心配な方には申し訳ない内容ですいません)
梅干しの保存は冷蔵庫がおすすめ
簡単に作った梅干は、冷蔵庫で保管しています。
塩分濃度を高くしないで作っているため、マンションのキッチンで常温保存するとカビてしまう可能性があるからです。
消毒した容器できちんと冷蔵庫保管すれば食べ切るまでは十分美味しく保存できます。
また、残った梅酢は空き瓶や、お水の入っていた空のペットボトルに入れて冷蔵庫で保管しています。
今年は焼酎の空き瓶で保存しました。
私はこの暑い季節に、ミネラルウォーターで薄めて氷をいれて直接飲んだり、銅製品の黒ずみを落とすのに使っています。
こんな、大胆でなんちゃってな梅干し作りのご紹介でした。
追記:簡単梅干し作り進化中!
その後も、ビニール袋の簡単梅干し作りは続けています。
少しづつ工夫を重ねて、より簡単に手軽に作れるようにチャレンジ中です
▼その後の梅干し作りの様子
最初の頃に使っていた大きなタッパーボックスはやめて、現在はビニール袋とジップロックコンテナだけで梅を漬けています。この方法でも美味しい梅干しが作れることが分かりました。
進化中の梅干し作り、読んで頂けたらうれしいです。