6月に漬けた梅、梅雨が明けてから天日干し。
無事に美味しい「梅干し」ができました。
梅干し作り(その1)の続きです。
▼詳しい作り方のまとめ記事はこちら
簡単な梅干しの作り方
梅雨が明けるまで、梅酢の中で待ちましょう
今年は梅雨明けが遅かったため、6/5に塩に漬け、天日干しは7月末に行いました。
その間、梅から梅酢が上がってきて、青かった南高梅がどんどん茶色に変色していきます。
日々、梅酢の量が増えていき、最終的には梅全体が浸かるぐらいの量に。
その間も、数日おきに梅を揺すって梅酢にまぶして腐敗を防ぎます。
やっと、7月後半に梅雨が明けました。
梅は、どんな変化をしているでしょうか?
↑これが梅雨明け後、ジップロックコンテナに入った状態の梅。
袋は2重にしてありますが、思いっきり揺すっているので、袋から梅酢が溢れてしまっておりますが。
では、どんな状態になっているか、ジップロックコンテナを開けてみましょう。
おお、梅酢がたっぷり。
蓋を開けないと、梅酢の香りは殆どしないです。
ジップロックコンテナの密閉力は侮れませんね。
ビニール袋も開けます。2重にしているから、2回開封。
6/5に塩をまぶした時の鮮やかな青い南高梅とは、全然違うお姿。
濁った梅酢と、こんな色の梅。
これだけ見ると、「本当に美味しい梅干し作れるの?」って不安になるかも。
でもね、これでいいんですよ。
大丈夫、梅干しへ変身するのは、もう少しです。
(※我が家は、赤紫蘇を入れない白梅を作っているので、赤い梅ではありません)
専用の道具は使わない「天日干し」方法
私の梅干し作りは、専用の道具は一切使いません。
マンションでの梅干し作りは約15年前から始めました。
最初の数年は、専用のタッパーや天日干し用のザルを買って使っていました。
数年間は作らない時期が続き道具は処分してしまったのです。
再スタートするときに、専用の道具を持たなくても梅干しは家庭簡単に作れると分かりました。
梅干し作りの難関は、天日干しではないでしょうか?
でも、大丈夫、キッチンにある道具を代用して天日干しはできます。
私の天日干しの道具をご紹介します。
1.大きめのお盆
2.オーブン用網かケーキクーラーなどの網状のもの
3.オーブンシート
4.キッチンペーパー(滑り止め用)
準備は簡単。
大きめのお盆の上に、滑り止めになるようにキッチンペーパーを敷き、その上にケーキクーラーかオーブン用網を乗せてクッキングシートを敷く。
オーブンシートの上に梅を乗せる(間隔を開けるように置く)
ベランダ(我が家は1回の屋根付きテラス)の日当たりの良い場所に3日間干す。
夜は、家の中に入れています。
お盆は何か台の上に置いた方が、梅干しに日差しが当たりやすいです。
我が家は、テラスに置いている収納ボックスを綺麗に水拭きしてから使っています。
収納ボックスの中は、リサイクル用のペットボトルを入れたままだけど。
とにかくポイントを押さえて太陽に当ててあげれば、美味しい梅干しは作れます。
それぞれのご家庭の日当たり事情に合わせてトライしてみてください。
▼梅を干す時に台として使ったボックスはこれと同じものです
3日間天日干しをして、梅干し完成
3日間天日で干した梅干しはどうなっているでしょうか?
1日目より、シワシワ感が出て、一部に塩の結晶が出ています。
しっかり天日干し出来たサインです。
無事に、天日干し、完成です。
今年は、パンを焼いた時に使っている長方形のケーキクーラーを使いましたが、2年前はオーブン用の網を使いました。
網の感覚が狭い方が梅がくぼみに入らず安心です。
でも、オーブンシートを2重にすれば、あまりくぼみは気にせず干せると思います。
沢山作りたい方は、天日干しを分けて行えば、出来ますね。
本当は全部一緒に干したいけれど、オーブン網では2~3キロの梅を乗せるのが限界です。
専用の道具を使わない分、キッチンにある小道具を有効活用しましょうね。
完成した梅干しは冷蔵庫で保存する
天日干しが終わった梅干しは、そのまま食べられます。
我が家のようにマンション暮らしの場合、梅干しの保存場所は冷蔵庫がおすすめです。
塩分15%で漬けているので、マンションだと常温保存ではカビの心配があるからです。
まず、保存する容器を決めます。
私はジップロックコンテナをここでも使っています。
1キロの梅干しならジップロックコンテナ(中)2個。
3キロの梅干しの時は、4個使いました。
容器が決まったら、容器と蓋を消毒します。
私は家にある焼酎で消毒しました。アルコール度数は25度だけど今までこの方法で1年以上痛まず保存できています。
この鹿児島の焼酎は、ふるさと納税で頂いたものです。
消毒をした容器に梅干しを入れて、しっかり蓋をして冷蔵庫で保管します。
お好みで梅酢を加えて保管すると、梅が柔らかく保管できます。
残った梅酢は、ウイスキーや焼酎の空き瓶に入れて冷蔵庫で保管すると長持ちします。
酸っぱい梅酢ですが、再利用方法はいろいろあるので、ネット検索してみてください。
自家製梅干し、今年の反省点
今年も、とっても美味しい梅干しが出来ました。
大きな南高梅は、梅干しになっても1粒が大きいです。
夫が赤紫蘇が苦手なので白梅の梅干しだから、見た目は地味ですが、味は最高です。
酸っぱいけれど、塩以外の調味料は何も使っていない自然の味。
この梅干しを食べると、ホッとします。
無事に完成したのですが、少し反省点があったのです書いておきます。
反省点1 もっと作れば良かったと思った
今年は1キロだけ作りました。
でも、完成してみると、もっと作れば良かったな、と正直思いました。
ジップロックコンテナをいくつかに分けて使えばよかったと。
来年は、2キロにします。
反省点2 梅は見やすい場所に置いておくべきだった
これは、すごく反省した点です。
今年は扉付きのキッチン戸棚で梅酢が上がるまで置いていました。
でも、見えない戸棚に入れておいたら毎日様子を見なくなってしまい、1週間ほど忘れた時があって、上部の梅酢の使っていない数個にカビが出てしまったのです。
慌てて処理しましたが、これは今回初めて。
梅雨が長かったことと、見えない場所に保管したこと、両方が原因だと思われます。
カビが出てしまったため衛生面を考えて今年の梅酢は処分しました、残念!
やはり、見える場所に置いて、2~3日ごとに様子を見て揺すってあげることが大切だと実感。
来年への反省材料になりました。
まとめ
我が家の梅干し作り、2回に分けてご紹介してきました。
狭いマンションのベランダやテラスでも、梅干しは意外に簡単に作れます。
専用の道具は必要ありません。
必要なのは、「工夫」と「意欲」
梅干し作りにトライしてみようと思っていたら、私の失敗を交えた実例でよければその時に読んでください。
衛生面などは、各自のご判断で行ってください。
あくまで、私の実例紹介ということで読んでもらえたらうれしいです。
今年の梅干し作りの反省点を生かし、来年も自家製梅干し作りに励む予定です。
また、来年ご紹介したいと思います。
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