前回の記事「ネスプレッソでイリー(illy)が飲みたい!」の続きです。
使用済みカプセルをアルミホイルを使って再利用する方法は、実際にトライしてみた結果、私の技量では成功率が低く、期待通りには美味しく飲めなかったことがわかりました。
でも諦めません!
大好きなイリーを便利なネスプレッソマシンで使うための「2つ目の方法」を試してみました。
2つ目の方法は、「互換タイプの空カプセルを購入してイリーの粉を詰める方法」です!
Amazonでネスプレッソ互換カプセル「WAYCOM」を購入!
■購入価格 1899円(税込)
Amazonには沢山の種類のネスプレッソ互換空カプセルが売っています。その中から海外YouTubeの動画を参考にして使用方法が簡単そうだったWAYCOMの空カプセルとアルミ泊シール蓋のセット商品を購入しました。
WAYCOMの空カプセルはAmazonのレビューでも評価が高いけれど、決め手は自分と同じ機種(ネスプレッソU)で互換空カプセルで美味しそうに入れている海外の方々の動画でした。
同じ機種の人が使えている動画を見て「これならネスプレッソでもイリーが美味しく飲めるかも!」と思えたのです。
WAYCOMは箱入りで届きました。
中に入っていたのは、
- 空カプセル 100個
- 粘着式アルミ箔シールふた 100枚
- 粉を詰める時に使う専用スプーン 1本
使い方はネットで事前に詳しく調べていたけれど、ネスプレッソ対応空カプセルの実物を触るのは今回が初めて。
華奢で薄いカプセルかな?と思っていたけれど、実物の空カプセルはしっかりした硬さのある構造でした!
それに梱包状態もとてもキレイ。箱もへこみなどありませんでしたよ。
箱に説明文がいろいろ書いてありますが全て英語です。日本語表記はありません(商品のバーコードシール部分の商品名だけ日本語でした)
ネスプレッソ対応空カプセル「WAYCOM」とシール蓋の構造
WAYCOMの空カプセルの色はブラック(黒)
1個1個がとてもしっかりした硬さがあります。ネスプレッソの正規カプセルよりずっと硬いです。ペコペコしません。
底の部分には3つの弁のようなカット線が見えます。これは前回の記事でもご紹介したネスプレッソマシンで抽出時に3つの穴が開く事への対応部分だと思われます。
カプセルの内側はすっきりした構造。ここにエスプレッソの粉を詰めます。
正規カプセルはこの底の部分に強度のある薄い紙フィルターが張ってありますがこちらは何も付いていません。シンプルにプラスチックのみの構造。
空カプセルにエスプレッソの粉を詰めた後に蓋として張るアルミ泊のシールは4個ずつ台紙に貼ってありました。
アルミ泊といっても、料理用アルミフォイルとは違います。厚みがあり表面がすこしザラリとした加工。シール式になっていて粘着性あり。
粘着性は弱いというレビューも見かけましたが、私は想像していたよりは粘着性があると思いました(←もっと雑にできているかもと想像していたため)
それから、白いスプーンが1個付いていました。
このスプーンは3つの事に使えます。
1つ目は、空カプセルをセットしてエスプレッソ粉をすくうこと。
2つ目は、すくった粉を柄の部分ですり切って余分な粉を落すこと。
3つ目は、カプセルの蓋を張る前に少し粉を押すこと。
別にこのスプーンを使わなくても、普通のコーヒースプーンを使っても空カプセルにコーヒー粉を詰める事はできます。
初めて使うから、この白いスプーンで作業してみました!
イリーの粉をWAYCOMの空カプセルにセットする方法
さあ、WAYCOMの空カプセルにイリーの粉を詰めてみましょう。
1回目から上手にできるでしょうか?
まずは、イリーの缶を用意して(※私はミディアムローストを使っています)
またアルミフォイルの時みたいに失敗してしまうかも?と少し疑念を持ちつつ作業スタート!
まず、スプーンに空カプセル1個をセットして、イリーの缶へ直接突っ込んで粉をすくいました。
あ!これは便利です。
コーヒーの缶は開封口の部分で手を切ったりする場合もあるけれど、これなら安全♪
粉をすくったらスプーンからカプセルを外し、スプーンの柄部分ですり切って余分な粉を落します。
すり切ってもカプセルの縁には粉が付くため、指でサッと落してあげました。粉が付いているとシール蓋を貼る時に粘着性が弱まってしまいます。
ここだけ手が汚れてしまうけど、失敗しないために丁寧に。
アルミ泊シールをカプセルに貼ります。けっこうキレイに貼れます。コツはいりません。シールがカプセルの形ぴったりの大きさだから♪
イリーの粉を詰めたWAYCOMカプセルとネスプレッソ正規カプセルを比較
簡単にきれいにイリーの粉を詰める事ができました!
詰めた後に入れた粉の分量を知りたくて、空カプセルと詰めたカプセルを量って差を出したら、ちょうど6g。
正規カプセルも6~7gの間なので、粉の量は間違っていないはず。
粉を詰めた状態のWAYCOMカプセルと正規カプセルを比較してみました。
左:WAYCOM 右:ネスプレッソ正規カプセル
蓋の質感は違うけれど、シール蓋を貼った状態はそんなに悪くないです。
左:WAYCOM 右:ネスプレッソ正規カプセル
サイドから見たらどうでしょう?
カプセルの傾斜やシール閉じた部分の厚みなど、見た目は大丈夫そう。
左:WAYCOM 右:ネスプレッソ正規カプセル
底の部分はカプセルの形が少し違います。
ネスプレッソの正規カプセルは抽出後に3つの大きめの穴が開き、サイドが潰れます。WAYCOMカプセルはネスプレッソカプセルより硬いためへこみは少ないと予想できるので、ここの部分も大丈夫かな。
ネスプレッソにWAYCOMカプセルをセットしてイリーを淹れてみた!
WAYCOMカプセルにイリーの粉も詰めました。いざネスプレッソで初抽出!
1回目、少し不安な気持ちを抱えつつ、カプセルをネスプレッソマシンにセットして、いつものルンゴボタンをON。
あれ??
少しずつしか出てこない!もしかして失敗??
と思った後、正規カプセルでルンゴが落ちるよりスローペースですが濃いコーヒーがちゃんと抽出され始めました。
異音もせず、タッチボタンの表示もエラーにならず、なぜかゆっくりゆっくり抽出。
正規カプセルでルンゴを作るより2倍位の時間がかかりました。
でも、良い感じのクレマ(コーヒー上部の泡部分)ができました!!
完成!
すぐ、飲んでみると、「美味しい!!」
前回のアルミフォイルで再生したカプセルとは違って、クレマも滑らか、香りもずっと良い♪
味もイリーの深みがあるのに飲みやすいあの味にかなり近いです。
1回目から簡単に成功してしまい、少し拍子抜け。でも嬉しい☆
ネスプレッソで大好きなイリーが飲めました。
抽出後の空カプセルもスムーズに下に落ちてくれました。抽出後のカプセルの蓋部分はキレイにネスプレッソの開封ギザギザが正規カプセルみたいに開いていました。
シール蓋も全然剥がれていませんし、余分なお湯が溜まったり粉が飛び散ったりも全くなし。
それに使用後のカプセルも正規カプセルより処理が簡単でした。
シール蓋も手で簡単に剥がせます。
ネスプレッソのカプセルは特殊なアルミで作られていて生ゴミと一緒に捨てる事はできないため、いつも使用後はカプセルを開いてコーヒー粉を出して分別しています。
WAYCOMのカプセルは、その処理がとても簡単だし、使用済みカプセルがほとんど型崩れしていないんです!
こんなに良い商品だとは思っていなかったから、余計うれしい♪
WAYCOMカプセルに詰めるイリーの粉の適量は?
1回目に気を良くして、2回目は1g粉を少なめに入れたカプセル作って抽出してみました。
1回目の粉の量は約6g、2回目は5g強。
※私の使っている古いデジタルスケールは1g以下が計測できないため、粉の分量は正確ではありません。
1回目と2回目の変えた点は、グラム数と粉を押すかどうか。
スプーンで粉をすくって蓋をする前に、スプーンの底で押すか押さないかで違いはあるのか知りたかったのです。
2回目は粉少なめで、スプーンでは押さずにふんわりした状態でシール蓋をしました。
さて、違いはあるのでしょうか?
スタートボタンを押して、すぐ違いが分かりました。
明らかに粉が少ない方が早く抽出されています。
さらに、完成した状態も大きく違います!
クレマができるにはできるけど、泡が粗い!
見るからに、ちょっと失敗な感じの出来映え。
比較すると、良く分かります。
左:2回目(粉5g) 右:1回目(粉6g)
ガラスのカップで作ればもっと違いが分かるはず(次回はガラスの耐熱カップにします)
上部のクレマだけでも味は想像できますね。
粉5g(2回目)を飲んでみると、味が薄いです。1回目と交互に飲むと同じ粉で抽出したとは思えないほど濃さが違いました。
5gはエスプレッソというよりドリップコーヒーみたいで味は意外と美味しい♪
粉をギュッと押したかどうかも違いがあるかもしれません。
まとめ
いろいろ書いてきましたが、WAYCOMを使ってネスプレッソでイリーを飲む事が簡単にできることが分かって嬉しいです。
これで、ネスプレッソを眠らせることなく活用できます!
【補足事項】
私の使っているマシンはネスプレッソU(ユー)という機種です。コストコで今年5月にエアロチーノとセットで買いました。
※今回の互換カプセルに関する記事内容は自己責任で行っています。ネスプレッソは正規カプセルを使用することが正しい利用方法です。
専用カプセルだけでしか使えない点に不満があったため故障の可能性も含めてあえてトライしてみました。
記事内の互換カプセル等を使う場合には、各自の責任にてお願い致します。またマシンの種類によっては対応していない事もあります。互換カプセルを購入される場合には、商品詳細をよく確認してください。
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