2021年も三越伊勢丹HD(3099)から株主優待カードが届きました。
三越伊勢丹グループの百貨店等で最大10%割引を受けられるこの株主優待カードは普段から買物で利用している人にとってはメリットが大きい優待です。
私は高額な買物はしませんが三越伊勢丹を利用する機会が多いので、この10%割引はとっても助かっています。
今年届いた株主優待カードと優待内容についてご紹介します。
株主優待カード 到着日
■到着日 2021年6月26日
■同封物
- 配当金計算書
- 株主様ご優待カード
- 株主様ご優待制度のご案内
三越伊勢丹ホールディングスの株主優待カードは毎年6月中旬ごろに届きますが今年は6/26といつもより少し遅めでした。
期末配当金と年間配当額
封筒には配当金計算書も入っています。
期末配当金は1株当たり6円でした(100株の場合→600円)
2020年はコロナの影響で大手デパートは軒並み大幅減益。そのため、中間配当金は1株当たり3円に減配(100株の場合→300円)されていたので、期末配当金も3円かなと思っていたら通常の6円でした。
ということで、2020年度分の年間配当は9円でした(100株の場合→900円)
コロナ以前の三越伊勢丹株の場合、通常時の年間配当額は12円でした(100株の場合→1200円)
もともと高配当の銘柄ではありません。
この株式を持つ魅力は配当ではなく、株主優待(最大10%)が使えること。
セール品でも食品でも10%割引になるのがこの株式を保有する最大のメリットです。
株主優待の内容 公式HPリンク(PDF)
株主優待の内容については、同封されている案内冊子で詳細確認できます。
また、この冊子は三越伊勢丹ホールディングス公式HPにPDFとして同じ内容が公開されています。
三越伊勢丹ホールディングス 株主ご優待制度のご案内 2021年版(PDF)
株主様ご優待カード
2021年3月末基準での株主優待カードの優待内容は昨年と同様でした。
三越伊勢丹ホールディングスの株主優待カードはプラスチック製のカードで毎回色が変わります。
今年の株主優待カードは緑色。
株主優待カードが貼られている台紙には、割引率や限度額が記載されています。
割引率は10%、割引額の10円未満は切り捨てになります。
所有株式数によって利用できる限度額が変わります。
また300株以上&2年以上保有(3月末基準)すると利用限度額は2倍になります。
例えば100株保有の場合、
利用限度額は30万円⇒10%割引の優待限度額は3万円
30万円を買物で使った場合、最大3万円分の割引が受けられるという株主優待です。
私は100株保有なので、優待の限度額は3万円です。
三越や伊勢丹の百貨店で買物する場合は、セール品でも食品でも10%割引になります(一部除外品目はある)
またこの優待カードは家族でも利用することができます。
買物だけでなく駐車場延長サービスやグループ企業・提携施設・オンラインストアでも使える用途が広い優待内容です。
株主優待カード 有効期限
今回届いた株主優待カード(緑色)の有効期限は2022年7月31日。
昨年届いた優待カードはピンクでした。比較のため並べて写真撮りました。
優待カードは届いたその日から使うことができます。
ただし、2枚併用して利用することはできません。
優待カード到着日〜7月末までは、前年分のカードと有効期限が少し重なります。旧カードの限度額がまだ残っていてもどちらか1枚しか利用できないのでご注意ください。
株主優待カード 利用方法
三越伊勢丹HDの株主優待カードは、百貨店での買物だけでなく、グループ店舗などでも多くの優待が受けられます。
利用方法はとても簡単です。
冊子に記載されている該当店舗やサービスを利用する時、支払い時に株主優待カードを出すだけ。
割引率も冊子に細かく記載されています。割引率は最大10%。
株主優待カードの案内 全ページ
今年届いた優待カードの案内冊子の全ページも掲載しておきます。
公式HPでもPDFで見ることができる内容です。
三越伊勢丹ホールディングス 株主ご優待制度のご案内 2021年版(PDF)
セール品でも10%割引のレシート(優待額の表示)
三越伊勢丹のデパートで買物をして株主優待で10%割引になった時のレシートも載せておきます。
これは今月伊勢丹新宿店でセール品を買った時の実際のレシートです。
セール品でも10%割引になるのがこの株主優待の最大のメリット。
レシートは税抜金額から株主優待で10%割引されます。
レシートでは「***」と印字されているのが株主優待割引額。
この時は46,000円のセール商品(夫用の買物)を購入した時のレシートですが、10%分の4600円が割引されて、そこに10%消費税が加算された金額が実際の支払額です。
レシートの下の方に、今回の優待額と優待カードの優待限度額が表示されます。
さらにその下に丁寧に、あといくらまで優待を使って買物できるのかが記載されています。
私は基本的にエムアイカードで支払いしています。
エムアイカードの場合は株主優待と併用して使えます。優待利用時にはエムアイポイントは付きませんが「年間お買い上げ額」には加算してもらえます。
年間購入額は現在30万円以上あるのですが、エムアイポイントを貯めているため通常価格で3,000以上の買物の場合は株主優待は使わずに買物しています。
セール品はエムアイポイントが付かないけれど株主優待を使えば10%割引になります。
利用時の注意点
優待カードを使う上で注意点もあります。
私が今まで数年間利用してみて「注意点した方がいい」と思った点をいくつかご紹介します。
注意点については株主優待カードの案内にも記載されています。
- 「利用できる支払い方法」と「利用できない支払い方法」がある
- 適用除外品目がある
- 割引率は最大10%、ただし全てが10%割引になるわけではない
- 優待内容は毎年少しずつ変わっている
株主優待カードを利用する場合、「利用できる支払い方法」と「利用できない支払い方法」があります。
現金での支払いは、問題なく利用できます。
商品券でも支払いできますが、利用できる商品券が限られています(三越や伊勢丹の商品券・全国百貨店共通商品券・百貨店ギフトカードなど)
クレジットカードでの支払いも可能ですが、利用できるクレジットカードは指定されています(使えるのはエムアイカード発行のクレジットカード)
また、優待が使える一部店舗では商品券やクレジットカードの支払では割引を受けられないところもあります。
私が利用している中で、クイーンズ伊勢丹がその一例です。
クイーンズ伊勢丹の場合は利用限度額がなくいつでも支払い時に5%の割引が受けられます。
でも現金支払いの場合は5%の割引になるのですが、百貨店での優待支払いに使える商品券やエムアイカードで支払いすると優待対象外になっていまうのです。
優待対象店舗によっては割引率が異なり、また支払い方法によっては優待が受けられない場合があることはご注意ください。
株主優待カードには「適用除外品目」があります。
適用除外になっている海外ブランド品は冊子にも書かれてありますが、冊子には全てのブランド名が記載されている訳ではないので、株主優待が使えるかどうかは各売り場で聞くのが確実です。
この項目は毎年少しずつ変わっています。毎年利用している場合でも要注意。
株主優待カードの割引率は最大10%です。
百貨店の場合は、適用除外商品に該当しない普通のお買物ならセール品でも食品でも酒類でも10%割引になります。
しかし、グループ店舗などでは割引率が5%の場合もあります。
優待が受けられる店舗はたくさんあるので、利用する前に10%割引が該当するかどうかは事前に確認した方が安心です。
株主優待の内容は、実は少しずつ変わっています。
毎年同じような案内冊子で届くため、細かく読まない株主さんも多いかもしれません。
でも、前年の冊子と見比べてみると、優待の内容は少しずつですが変わっています。
数年間続けて株主優待を受ける場合、必ずしも優待内容が同じでない場合もあるので優待カードが届いた時に冊子はよく見ておいた方が良いと思います。
コロナ禍でもオンラインストアはいつでも10%割引
株主優待は三越伊勢丹グループのオンラインストアは10%割引の対象です。
コロナの影響で店舗に行かずに買物ができるオンラインストア、ここ1年間でアプリもとても使いやすくなっています。
私は店舗でも買物しますが、店舗が混み合う時期や贈答品を注文する時はオンラインストアを使っています。
昨年も今年も自宅用のクリスマスケーキは株主優待10%割引を使ってオンラインで注文しました。
エムアイカード支払なら株主優待と併用して使えます。優待利用時にはエムアイポイントは付きませんが「年間お買い上げ額」には加算してもらえます。
過去の株主優待カードと比べてみた
過去に頂いた三越伊勢丹の株主優待カード、今家に残っているものを並べてみました。
全部ではありませんが、並べてみると毎回色が変わるのでカラフルですね。
並べてみて分かったのですが、今回の緑色の優待カードは2018年のカードと色とデザインがほぼ同じでした!
以前は年号が平成と併記だったのですね。西暦だけになった現在の方がスッキリしている気がします。
過去の株主優待カードは全部使い切って次のカードが来るのを心待ちにしていた時もありますし、あまり買物しなかった年は優待額が沢山残っている時もありました。
有効期限内でも2枚のカードを併用できない難点はあるけれど、この数年三越伊勢丹の百貨店で主に買物してみて株主優待カードのあるなしは大きいと感じています。
もしエムアイカードがなかったとしてもいつでも10%割引で買物できる優待があるとないとは大違いだと思います。
まとめ
6月に届いた2021年の三越伊勢丹HD株主優待カード(2021年3月末基準)についてご紹介しました。
この株主優待カードは三越伊勢丹の百貨店だけでなくグループ企業や施設などでも優待が使えます。
2021年3月末基準での株主優待も昨年と同様の10%割引は継続していたのでご安心ください。
コロナ禍で経営が大変だと思いますが、この優待内容は改悪せずに続けてほしいなと思っています。
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