約20年間使っていたエムアイカード(旧伊勢丹アイカード)を解約しました。
昨年、三越伊勢丹ホールディングスの株主になったことで、株主優待が使えるようになり現金支払ならエムアイカードを持つ必要性が減ってしまったからです。
今回解約するまで迷ったこと、実際の手続きのこと、その後はどうなったか、などを記録として書いておこうと思います。
三越伊勢丹の株主優待はエムアイカード併用が絶対にお得!
「新宿伊勢丹でいつでも10%割引きでお買物できたらいいな♪」
そんな単純な理由から、昨年初めて三越伊勢丹ホールディングスの株主になってみました。
自分のお小遣いで買った長期投資用の株式。株主優待カードが手元に届いただけでうれしかったです。
三越伊勢丹ホールディングスの株主優待は、三越・伊勢丹等で割引が適用されます。
持ち株が100株の場合、15万分の優待(割引額は最大10%分の15000円)を年2回、合計年間限度額は30万円に対して株主優待が使えます。持ち株数に応じて年間限度額は上がっていきます(割引率は同じ)
▼その後、株主優待カードは1年1回に変わりました(年間優待額は同じ)
6月に株主優待カードが届き、7月に洋服や化粧品を買って、10%割引の重みを感じました。
私は既にエムアイカード(旧伊勢丹アイカード)を持っています。
でもクレジットカードでの割引対象となる「年間お買いあげ額」は少ないので、殆ど毎年5%しか優待がありませんでした。
それに、今年春からエムアイカードでの優待は割引制ではなくポイント制に変わり、買物金額から直接割引で買物できなくなってしまったのです(※ポイントは当日でも次回の精算で利用することは可能)
株主優待カードを使って伊勢丹や三越等で割引でお買物する時には、現金だけでなくエムアイカード社発行のクレジットカードで精算することも可能です。
エムアイポイントはつきませんがエムアイカードの「年間お買いあげ額」に加算してもらえます。
エムアイカードを持っている場合は、株主優待を現金で支払っても、レジで「エムアイカード同時入金」という方法を利用すれば、「年間お買いあげ額」に加算可能です。
これは、現金しか動いていないように見えますが、一度エムアイカードでクレジット決済してから、同時にレジで入金できるサービスが今年春から可能になったことで受けられるようになったサービスです(以前は端末やエムアイカウンターで自分で入金処理する作業が必要でした)
しかし、対象のクレジットカード以外でのクレジットカード支払では、株主優待割引は使う事ができないのです。
エムアイカードの損益分岐点
エムカイカード(現エムアイカードプラス)は、年会費がかかるクレジットカードです。
エムアイカードの一般カードの年会費は2160円(税込)※2016年時点
毎年引き落とされていた年会費、この数年は伊勢丹で買い物する金額が減っていて、ちょっと気になっていました。
実際に計算してみると、、、
5%の優待は、年間4万円以上の買物をした場合、そこから初めて優待効果が現れます。
つまり、1年間に4万円以上の買物をするかしないかが一般カードの「損益分岐点」
エムアイカードは株主優待での決済に使えるカードではありますが、株主優待を使った決済の時にはカードの優待部分(※現在の優待はエムアイポイント付与)はありません。
私の場合、この数年は年会費分のもとはあまり取れていません。
年会費払っているから優待使わなきゃ損!と思う気持ちも必ず出てしまいます。
毎年年会費だけ引き落とされるワビシサを感じていたこの数年だったので、思い切って、7月後半にエムアイカードを解約してきました。
解約手続き エムアイカウンターが早い!
エムアイカードの退会手続きは、新宿伊勢丹のエムアイカウンターへ行って直接解約しました。
電話でも出来ますが、ちょうど新宿に出かける用事があったので寄ってみたら、手続きは5分以内で完了、早かったです。
退会申込書に、カード番号・登録電話番号・届け出主(私は本会員に○)
記入することはそれだけで、あとはエムアイカードと本人確認用書類(運転免許証等)を持って行くだけ。
口座引落し前でも解約手続き可能
エムアイカードは、引き落し前の残高が残っている場合に解約手続きはできるでしょうか?
結果から先に書くと、残高があっても解約手続きは可能でした!
退会日が月末扱いだったので、26日の引落はされるので当日精算は必要なかったです。
私が退会手続きした日は、数日後がエムアイカードの口座引落し日という日でした。
この時点で前月までにカード決済した分が残っている状態だったので、精算が終わってないのに解約できるか疑問でした。
一応カウンターですぐ支払えるように決済残分の現金は持参してカウンターに行ってみました。
でも、解約(退会手続き)時に残額精算を同時にする必要はありませんでした。カード利用残高が残ってても解約の手続きは可能でした。
私の場合は7月末付けでの退会になるので、その時には引落しは完了しているから問題ないとのこと。
本当に、あっという間に退会完了!
しつこく退会理由を聞かれることも全くなかったです。
入会が1995年だったから、約20年のお付き合いでした。
株主優待があってもエムアイカードを持っていた方が良い場合
株主優待カードがあってもエムアイカードを持っていた方が良い場合もいろいろあります。
例えば、
・株主優待の利用限度額を超える買物をしている場合
・三越・伊勢丹オンラインストアで買物時に株主優待を使いたい場合
・駐車場のエムアイカード会員優待をいつも利用している場合
株主優待カードには掲示で駐車サービス時間延長1時間という優待はあります。
しかしこの優待サービスは、買物せずに1時間無料という訳ではなくて
「駐車料金が無料となるお買上額を満たした場合に1時間サービスになる」
という株主優待サービスです。
特にエムアイゴールドカード(現エムアイカードプラスゴールド)の場合、新宿伊勢丹の場合は買物しなくても3時間まで無料というサービスがあります。
株主優待カードしか持っていない場合は、買物しない時には駐車料金が無料にはならない点に注意が必要です。
私は基本的に電車で買物に行っているため、特に駐車場優待サービスに関しては今まで困った経験はありません。
これから株主優待10%割引は現金支払にしてみます
エムアイカードを解約して約2ヶ月が経過しました。
年間30万円を超える買物を伊勢丹・三越等していないせいもありますが、カードは退会しても今の所は何も困っていません。
それより、年会費の引落しが無いことの方がうれしいかも。
普通カードの年会費は、少しではありますが節約になりました。
エムアイカード通信が届かなくなったのはちょっと淋しいけれど、クレジットカードが1枚減って管理もシンプルになり、結果的に良かったかもしれません。
カードは解約したけれど今まで通りに株主優待割引を使いながら三越伊勢丹では買物する予定です。
これからは株主優待で買物する時は、現金で買物しよう!と思っています(クレカではなく銀行のキャッシュカード持参で)
現金以外でも指定された決済方法であれば株主優待を受けることは可能です。
でも「現金」で買うことにすれば買物も慎重になりますし、欲しいものが高額な場合は銀行へ行って現金をおろしてくる間の時間に買物意欲にクールダウンできるかも。
新宿伊勢丹なら1階に三井住友銀行、向かい側の通りに三菱UFJ銀行があります。
三菱UFJ銀行なら土日でも手数料無しで現金引き出せるから、安心!
いろいろ迷ってみたけれど「迷ったら一度やめてみる」という方法も良いかもと思いました。
やめてみて、「やはり必要だった」と思えることもあります。その時にはまた真剣に検討すればいいかなと気軽に思えるようになりました。
まとめ
「三越伊勢丹ホールディングスの株主になって優待割引が使えるようになった後で、エムアイカードは解約した」ことについて書いてみました。
エムアイカードは、本当に必要になったときにまた作ることもできます。
当面は現金支払で株主優待の10%割引を活用しながら、伊勢丹でのお買物楽しもうと思っています。
エムアイカードは解約してしまったけれど、これからも今まで通りに買物に行きます。株主優待10%割引はエムアイカードがあってもなくても今後活躍してくれそうです。
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