昨年2019年夏に初めて、MacBook Pro 13インチをApple Storeで購入しました。
今までWindowsのPCしか使ったことがなかったため、初めてWin→Macに買い換えることはかなり勇気がいりました。
たくさん調べて買い換えたけれど、実際は「使ってみて初めて分かったメリット・デメリット」も多かったです。
この記事を書いている現在、使い始めてから1年以上が経過し、この間に分かったことを記事で残しておこうと思います。
実は、1台目を初めて購入後14日以内に2019新モデルが急に発表されてしまい、Apple公式の返品制度を利用し、1台目を返品後に新モデル(2台目)をカスタマイズ注文で買い直したという経験もしたのです。
ということで、話は長くなりそうなので記事は3つに分けてご紹介します。
今回は1つ目の記事、初めて買い換えた時のお話です。
※この記事は2019年6月末に購入した時の内容となります。
(買い替え前) PC環境と使用用途
まず最初に、PC買い替え前の状態について書いておきます。
それまで使っていたWindows PCは富士通FMV(2016年8月購入)
スペックは、
- Intel Core i7
- 8GB
- ストレージ 600GB以上(増設済)
- データのバックアップは外付けHDD
▼購入した時の記事
Core i7だったのでサクサク動ていたけれど、私がハードに使っていたため起動や動作がどんどん遅くなり、ブログ更新画面がフリーズが多発するようになっていました。
私がPCを使う場面は以下の4つです。
- ブログ更新・運営管理
- 動画編集(YouTubeチャンネル運営)
- 画像データ管理
- 家計管理など
ブログは主にWordPressで運営しています。
有料のドメインとサーバーを利用しているため記事作成だけでなく運営管理もPC使用。
動画編集は2019年春からiPad mini4を使って始めました。
2019年7月までiPad mini4で動画を作ってYouTubeにアップロードし、データ管理はPCで行っていました。
また、ブログ用の画像・動画データのバックアップもPCで整理してから外付けHDDに移すという方法でPC使っていました。
Windows PCは夫と共有で使っていため、夫が使う時間(平日夜や週末)に私は使えないことも多く、iPad mini4を使ってなんとかブログ管理や動画編集をやりくりしていました。
ちなみに、今回MacBookを買うまで自分専用のPCを持ったことは一度もありませんでした。
WindowsからMacへ買い換えた理由
今回、WindowsからMac買い換えた理由は以下の3点です。
- 今まで使っていた PCの不具合
- iPhone・iPadとの連携をスムーズにしたかった
- 動画編集にMac版iMovieを使いたかった(iPad版のiMovieより編集しやすい)
ブログだけだったら、たぶんMacではなくWindowsPCに買い替えていたと思います。
動画編集を始めてから、ブログも動画も両方で使う素材も増えてしまい、メイン端末
それまで使っていたWinPCはスペック的に動画編集ソフトをインストールすることが無理そうだったので、動画編集はiPad mini4でしていました。
過去画像や動画データの連携を考えると、PCもApple製品で揃えた方がiCloudで統一できるので管理もラクになります。
理想は端末を選ばずシームレスに作業できること。
「Air」ではなく「Pro」を選んだ理由
MacBookの13インチは、AirとProの2種類があります。
店頭で両方比較して、実際に画面を操作したりキーボードで文章を打ってみて違いを感じたのでProを選びました。
体感した違いは、
- ディスプレイ(画像・動画表示時)の色彩の美しさ
- キーボードの打鍵感
- 処理能力(特に動画編集時)
長く使うことになる端末なので、本当に何回も店頭で試しました。
1番の決め手は、色彩の表現力の違いでした。
色味のリアル感が違うこと、そして目が疲れにくい色調であることも大きなポイントでした。
また、キーボードも見た目は似ているけれど、AirとProは違いがありました。
購入した価格とスペック(Apple Storeで購入)
購入先は、Apple Storeの店舗(Apple新宿)です。
メモリやストレージについて心配だったので相談してから購入したかったのです。
あれこれ相談して、最終的にMacBook Pro 13インチの下位モデルに決めました。
下位モデルだけれど、やっぱり高いですね(汗)
■MacBook Pro 13インチ(シルバー)
■スペック
- Intel Core i5 2.3GHzデュアルコア
- 8GB
- ストレージ 256GB
■購入時 本体164,800円
■AppleCare+ 25,800円
■一緒に買ったもの USBC – USB アダプタ 1,800円
■合計支払額 207,792円(消費税@8%込)
MacBook Proは上位モデルもあるし、カスタマイズして注文することもできます。
しかし、今回は初めてのMacということもあり、下から2番目のモデルでいいと判断しました。
私の場合はブログ運営だけなら高スペックな端末は必要なく、この時点では動画をどこまで続けられるか分からなかったので、もし動画編集をしなくなってもブログ運営用の端末として長く使える端末を買いたかったのです。
予算は周辺機器を含めて25万円以内と決めていました。
外付けSSDやその後購入するかもしれない動画編集ソフト代も今後必要になることが考えられたので、予算オーバーは避けました。
代金はカードで一括払い。
ブログ収益をコツコツ貯めていたのでそのお金で買いました。
初めて自分専用のマシンです。
開封時の様子
開封は実は自宅ではなくApple Storeで。
初期設定などを手伝ってもらえるのでその方が簡単。
これは後で撮影した画像です。
付属品は、USB Type-C 充電ケーブルとアダプター
Appleのシールと簡単な説明書類。
USB Type-Cのケーブルは、コンパクト。
我が家では大学生の息子がiPad Pro(2018年モデル)を使っているためType-Cケーブルは既にあります。
MacBook Pro 13インチのUSB-Cアダプターは、61W
ちょっと大きめだけれど急速充電がとても速いです。
私は外出時に持ち運んで使わないので大丈夫ですが、持ち運びが必要な人にはちょっと大きいと思います(汗)
コンセントの差し込み口は収納できるタイプ。
アダプターも本体もUSB Type-Cの差し込み口だけ。
購入したのは下位モデルのため、本体のUSB Type-Cは左側に2つだけ(上位モデルは左右に2つずつある)
もともと周辺機器を常時接続していなかったので、左2つでも特に問題なさそう(その後も特に不便はありません)
イヤフォン(ヘッドフォン)用のジャックが左についていて、これは安心。
その他、SDカードなどの差し込み口もありません。
今までカメラデータの画像データは、USB Type-Aの付属ケーブルで取り込んでいたので変換アダプタを本体と一緒にApple Storeで買いました。
この端末は、Touch Barなしのタイプです。
この時に販売されていたラインナップは上位モデルだけTouch Bar付でした。
Touch Barは、この時は「いらないかも」と思ったけれど、その後端末を買い直した時にTouch Bar付になりました(▶︎買い直した話は次の記事で書きます)
キーボードは、バタフライキーボードと呼ばれるタイプ。
キーが平くて、1つのキーが大きめ。
賛否両論あったバタフライキーボードではありますが、私は結構打ちやすいと思いました。
ただし、このキーボードとその後買い直したMacのバタフライキーボードは世代が違っていて、両方使ってみた感想は、2019年モデルの方がキーの打鍵感がしっかりしていて、打った後の戻りのバネのような感じが強くて打ちやすいです。
もし中古品で旧モデルを購入する人でこの記事を読んでくださっている場合には、2019年のバタフライキーボードの方が長い時間使っても打ちやすいので違いにはご注意ください。
ちなみに、バタフライキーボードは2020年モデルから変更になっています。
購入したアクセサリー
MacBookに買い替えて、アクセサリーは2つ買いました。
- USB-C – USB 変換アダプタ 1,800円(税抜)
- Magic Mouse 2 7,800円(税別)
※購入時の消費税は8%です
USB変換アダプターは本体と同時に購入しました。
今まで普通のWindowsPCだったため、カメラのコード類もUSB-Cに対応していないため変換アダプタは必須でした。
とりあえず変換アダプタさえあれば、私の場合は問題なかったです。
マウスは、後から買い足しました。
トラックパットがあるし、マウスが必要な時は自宅にある有線マウスを使おうと思っていたので最初に買わなかったのです。
でも、トラックパットの操作よりマウスを使う方が速いことがわかり、自宅にあるマウスを使ってみたところ、スクリーンの上下スクロールにそのマウスが対応していないことがわかり、急遽ビックカメラでMagic Mouseを買いました。
ネット閲覧や動画視聴だけならトラックパットがマウスがわりになるけれど、画像や動画編集での微妙な操作にはマウスを使った方が速いです。
Magic Mouseの使い心地は人によって違うことが多いようですが、私は結構気に入っています。
1つだけ微妙だと思うのが、マウスの充電方法です。
本体とは違いマウスの充電にはLightningケーブルが必要なところです。
今は問題ないけれど、iPhoneが今後LightningからUSB-タイプCに変わっていくとしたらちょっと困るかなという心配はあります。
購入直後10日間使って感じたメリット・デメリット
このMacBookは購入してすぐ新モデルが発売されたため、14日目に返品して新しいモデルを買い直したため実際には10日間しか使用していません。
でも最初の10日間で、ブログ用の作業や動画編集もたくさん使いました。
初めてWin→Macに変えたばかりのこの時こそ、一番メリットとデメリットを感じた期間でもありました。
その当初に感じたことを記録しておきます。
正直に言うと、メリットよりデメリットの方を大きく感じました。
良かった点・問題なかった点
- 起動が早い
- 基本の処理が速い
- スクリーン(画面)がきれい・目が疲れにくい
- iPhone・iPadとの連携がしやすい
- 持ち運びやすい形とデザイン(家の中だけでもいろんな場所で作業できる)
- 充電がとても速い
- 動画編集がしやすい
初めて自分専用で使い始めたMacBook、一番気に入ったのは画面の美しさです。
店頭で試した時よりも、自宅で長い時間使ってみると目の疲れが全然違います。Macは目に優しいスクリーンですね。
また、iCloudも使っているためiPhoneやiPadmini4との連携がしやすく、今までpcとのデータやり取りにDropboxを使っていた手間が省けてとても簡単になりました。
iCloudについては、その後いろいろ試行錯誤して、現在は毎月200GBの有料プランを使ってiCloudドライブでどの端末でもデータを使えるようにしています。
MacBookは使ってみるとそのスタイルがデザインだけでなく機能性にも優れていることもわかりました。
私は自宅に自分のデスクがないため、家族の生活に合わせて作業場所を家の中で移動する必要があります。コンパクトなMacBookのおかげで家の中での移動も簡単。
バッテリー持ちは良くないけれど、充電がとても速いこともびっくりしました。
困った点・失敗した点
良いことより、困った事や「失敗した」と思ったことばかりだった最初の10日間でした。
購入後すぐブログや動画の作業をする必要があったため、端末や操作に慣れないうちにいろんな作業をしたことで分かったことも多かったです。
- Mac独特の操作方法に戸惑うことだらけ
- 本体の発熱がすごい(特に動画編集時)
- スペック選びは慎重にすべきだった(私は失敗でした)
- Excelファイルが更新できない(Officeを入れてないため)
- バッテリー持ちが悪い
一番困った事は、WindowsとMacの操作方法が全然違う事。
ファイルがどこに保存されているのか、MacのFinderの意味すら知らずに買い替えてしまった私は本当に最初どうしていいか分からないほどでした。
WindowsのCtrlキーの代わりがMacのcommandキー(⌘)なのだけれど、キー配列がWinと違うため本当に困りました。
1つ調べては、1つ戸惑いの繰り返し。
最初の3日間で、Macに買い替えたことを後悔しました(涙)
また、これは動画編集時だけのことですが、頻繁にレインボーカーソル(虹色のグルグル)が出てフリーズしてしまったり、本体の発熱がすごくて心配になりました。
レインボーカーソルは、メモリのスペック不足であることがその後14日目に買い換える時にわかりました(→買い替えた時に8GB→16GBにカスタマイズ済み)
慎重にスペック選びをしたつもりですが、動画編集する場合はメモリは16GB以上ないとストレス感じますのでご注意ください。
また本体の発熱はMacにはよくあることだとわかり安心しましたが、その後買い直した端末も同じ状態のため、それはそれで今後長く使い続けるにあたって大丈夫なのだろうか?と今でも気になっています。
そして、Win→MacでOfficeを入れていない場合は、ExcelやWordが使えないのが思ったより不便でした。
ExcelファイルはMacのNumbersアプリで開いて内容を見る事はできるし、更新してMac上で保存もできるのですが、そのファイルをWindowsでは開くことができないのです。
これは1年経過した現在でも不便に思っているところです。
買い直したMacもストレージは256GBのままなので、現在もOfficeは入れていません(動画編集時に重くなるのは避けたいため)
購入14日以内に新モデル発売になりApple Storeで返品&買い直した
この記事の最初にも書いた通り、私が購入したあとすぐに2019年新モデルが突然発売されました。
スペック不足で動画編集時にフリーズすることが多発していたこともあり、一旦返品して改めてMacBookを買い直すことになりました。
Appleストアで購入しているので、購入14日間以内の返品は無料なのです。
これは2019年春に息子が同じApple StoreでiPad Pro(2018年モデル)を購入した時に、スタッフさんが14日以内の返品制度について丁寧に教えてくださったため、方法等が記憶に残っていました。
偶然ではありますが、購入14日以内の返品が間に合い、返品してから新モデルを改めて注文したのです。
この返品して、新モデルが届くまでの話は次の記事に詳しく書きたいと思います。
まとめ
昨年夏に初めてMacBook Pro13インチを購入するまでのこと、
そして購入して使って感じた正直な感想、
さらに新モデルが突然発売されたため14日以内返品の制度を利用して、返品して買い直しすることになったところまでの話を書いてみました。
メインPCの買い換えは、OSを変えなくても大きな作業です。それに加えてWin→Macに始めて買い換えるのにはもっと大きな負荷がかかりることも分かりました。
買い替え→返品→再注文(カスタマイズして発注)→1年後の現在への流れは3つの記事に分けてご紹介します。
次の記事で「返品→カスタマイズで再注文→新モデルの使い心地」をご覧ください。
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