「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」、新しい有効期限のカードが先月届きました。
新しいカードはデザインが少しリニューアル。ICチップ付きになって、セゾンマークが色付きに変わっていました。
2015年11月から使い始めたこのカード、コストコで使えなくなった現在も家計決済用として便利に使っています。還元率が格別良いわけではないけれど保険内容が手厚く、永久不滅ポイントも通常の1.5倍貯まり、お得なキャンペーンも多くて、なかかな優秀なカードなのです。
10月からセゾンマイルクラブ(JALコース)にも初めて入ってみました。
新デザインになったセゾンゴールドAMEXとセゾンマイルクラブについて記録しておきます。
ICチップ付きになった新旧デザインを実物写真で比較
2015年11月に夫が入会した「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」は私も家族カードを発行してもらい現在も家計決済用に使っています。
(※我が家の場合、夫の勤務先にきていた紹介キャンペーンを利用したため翌年以降も一定の基準を満たすと本会員と家族カード1枚の年会費も無料になっています。今まで一度も年会費の支払は発生していません)
旧カードの有効期限は2018年11月でした。10月に新しい有効期限のカードが到着。
今回からカードデザインが変わりました。
変更点は大きく2つ、
- ICチップ付きになった
- セゾンのマークが色付きになった
本家アメックスとは違いセゾンカードの1つであるセゾンゴールドAMEXは「なんちゃってAMEX」として知られているかと思います。
旧カードにはICチップがついておらずセキュリティー面で心配がありました。今回からやっとICチップ付きになり少し安心。
見た目で大きな変化は「色付きのセゾンマーク」になったこと。
この新デザイン、かなり賛否両論あるのではないでしょうか?
正直、旧デザインの方が良かったかなと実物見て私も思いました(汗)
見た目で判断してはいけないけれど、新デザインと旧デザインの比較写真を撮ってみました。
変更点(1)ICチップ付きになった
一番大きなデザイン変更点は、「ICチップ付き」になったこと。
旧デザインにはICチップがついていませんでした。
ICチップがついていると、決済時に暗証番号を入力することで本人確認ができサインレスでお買い物ができます。
またICチップ付きカードでの決済には暗証番号が必要なため、カードの紛失・盗難で第三者に不正使用される可能性が低くなるというメリットがあります。
セゾンカードはICチップ対応が遅れていることが今まで気になっていました。今回からICチップ付きになったことはセキュリティー面とサインレス決済できるという大きな利点が2つ加わったことになり大きな進歩ですね。
変更点(2)セゾンマークが色付きになった
見た目のデザインで一番わかりやすいのが、セゾンマークが色付きに変わったこと。
旧デザインは黒色単色でセゾンマークが描かれていました。新デザインは、思いっきりセゾンカラー。
シンプルなデザインである点が今までこのカードの魅力だったのに、セゾンはなぜ色付きにしてしまったのでしょうか?
セゾンマークをもっと目立たせたかったのかな。
新旧デザインをよくよく比較してみると実はアメックスのローマ兵士(センチュリオン)デザインが少し位置が中央寄りに変わって、カード全体が引き締まった印象になっています。
【注意】この記事を書いた時点ではセゾンマークは色付きでしたが、2019年後半に同カードを発行した方のSNS情報等を見ていると現在は色無しの元のデザインに変わっているようです。
セゾンゴールドAMEXを使い続けている理由とは?
新旧デザインのお好みは個人差あるかと思われますが我が家は家計決済用に現在このカードをメインとして使っています。
デザインは改悪されてもこのカードは内容がとても優秀な点が多く、今後も継続予定です。
セゾンゴールドAMEXには特典もたくさんあります。その中でも2015年から3年間、家族カードも利用してみて、気に入っている点について私個人が感じているポイントについて挙げてみます。
※クレジットカードの利用方法は各御家庭で違うと思いますので、一例として読んでください。
良い点(1)手厚い海外・国内旅行の保険内容
一般的にどのゴールドカードにも付帯保険があると思います。
セゾンゴールドAMEXは年会費1万円(税抜)の普通のゴールドカードですが、その付帯保険の内容がとても手厚いのです。
※我が家の場合は夫の職場にきていたキャンペーンを利用しているため現在も家族カードを含めて2015年からずっと年会費無料で使っています。
新カードと一緒に付帯保険の冊子も新しい内容のものが同封されていました。
セゾンゴールドAMEXは「海外・国内旅行傷害保険」と「ショッピング安心保険」の内容がとても良い点が気に入っています。
今年9月に久しぶりに海外旅行(台北)へ行ってきました。
旅行へ行く前に改めてセゾンゴールドAMEXの海外旅行保険の内容をみて、何気なくカードを使っていたけれど直前に作ったJCBプラチナカードより補償が高い項目もありこのカードのお得感を再確認できたほどです。
もちろん総合的には年会費25000円(税抜)のJCBプラチナの方が手厚い内容ではあるけれど、セゾンゴールドAMEXの保険内容もかなり優秀。
①海外・国内の旅行中の事故の補償は「自動付帯」です。
しかも同行した家族も補償対象になります(金額は本会員より少ない)
また、旅行の傷害保険についても、かなり手厚い内容になっています。
②海外旅行傷害保険は「自動付帯」です(家族カードでも自動付帯)
※自動付帯等は、旅行代金等をセゾンゴールドAMEXで支払っていなくても補償対象になる。
③国内旅行傷害保険は「利用付帯」になります。
国内旅行の場合は、旅行代金等をセゾンゴールドAMEXで支払すれば補償対象になります。こちらも家族カードでも利用できる保険です。
国内および海外旅行傷害保険が付帯しているクレジットカードは多いですが、補償内容がとても良いことがお分かりいただけますでしょうか?
カードを作ってから現在まで直接この保険のお世話になったことはありませんが、台北旅行の時も「自動付帯」であることは一つの安心材料になりました(←実際にこのカードで旅行代金を支払っていましたが)
年会費もずっと無料で利用していてもこれだけ大きな旅行保険が自動付帯されるカードは素晴らしいです。
良い点(2)ショッピング安心保険
「ショッピング安心保険」は、セゾンゴールドAMEXで物品を購入した場合に補償対象となるカード付帯保険です。
購入日から120日間、国内外で発生した偶発的な事故(火災・破裂・爆発・破損・盗難)にあった場合に最高200万円までの補償が受けられるという内容。
補償対象外の物品もありますが、高額の買い物や壊れる心配があるものを買う時に安心感があります。
セゾンゴールドAMEXは利用限度額が高いこともあり、我が家では家計決済分はこのカードをメインに使っています。
良い点(3)利用限度額が高い
セゾンゴールドAMEXのカード利用限度額はとても高いです。
そして、その限度額は家族カードも共有枠で利用できます。
2015年にカード作った時も限度額が多くてびっくりしましたが、我が家の場合は翌年さらに200万円増額されるハガキが届きました。3年目の現在もその限度額が「ご利用可能枠」として毎月の利用明細に記載されています。
具体的な限度額は夫の与信でもあるため記載できませんが、夫の場合はセゾンゴールドAMEXの限度額はJCBプラチナの限度額の2倍程度です。
今までで一番高額の決済は、キッチンのプチリフォーム代金と息子の予備校代金でした。
しかも、家族カードで高額の決済を短期間で続くことがあっても止められる事はなかったので安心感ありました。
このカードを作った当時、私は自分名義で限度額が多いクレカを持っていなったため家族カードを作っておいて良かったと感じました。
良い点(4)家族カードの維持費が安い
セゾンゴールドAMEXの本会員年会費は、1万円(税抜)
家族カードは1枚1000円(税抜)
入会キャンペーンを利用すると初年度本会員の年会費無料+家族カード1枚目無料という特典があります。
世の中にはいろんなゴールドカードがあるものの、初年度年会費無料でこれだけ保険内容が手厚いカードは少ないのではないでしょうか?
※我が家の場合は夫の職場にきていたキャンペーンを利用しているため現在も家族カードを含めてずっと年会費無料になっています。
良い点(5)永久不滅ポイント1.5倍
セゾンゴールドAMEXはセゾンカードなので永久不滅ポイントが貯まります。
ゴールドの場合は、通常の1.5倍が付与される特典があります。
永久不滅ポイントは200ポイントで実質1000円相当の価値があり、有効期限がありません。
カード還元率としてはゴールドの場合、0.75%。
単純に0.75%だと低いのでは?と思うかもしれませんが、有効期限がないことは大きなメリットでもあるのです。
例えば、永久不滅ポイントは商品だけでなくポイント移行の選択肢が多いです。
航空会社のマイルやdポイントにも交換できます。交換したい時まで自由に貯めておくことができます。
一般的にANAやJALのマイルは有効期限が3年、dポイントは有効期限が48ヵ月。交換してしまうと有効期限が発生しますが、利用するまで永久不滅ポイントとして保有していれば有効期限を気にする必要がありません。
クレジットカードは利用金額が多ければ多いほど各ポイントは大きく貯まります。
でも還元率ばかり追っていると有効期限を気にする必要が出てきます。
どれか一つのポイント付与にこだわりがなければフレキシブルに交換できるポイントで保有するのは一つの方法だと思います。
実際に、このカードを3年間使用して永久不滅ポイントが約8000ポイント貯まりました。アマゾンギフト券等にも交換しているので今月の利用明細で正確な残高は「7592ポイント」
今持っているポイントはどれくらい価値があるか具体的な交換例で書いてみると、
【アマゾンギフト券に交換した場合 200P→1000円相当】
永久不滅ポイント7600Pは38000円相当になります
【ANAマイルに交換した場合 200P→600マイル】
永久不滅ポイント7600Pは22800マイル相当
20000ANAマイルマイルあれば、香港往復のエコノミークラス特典航空券と交換可能です(現時点のレギュラーシーズン)
25000ANAマイルあれば、韓国往復ビジネスクラスの特典航空券の価値になります(現時点のローシーズン)
今のところ交換予定はないため、しばらく永久不滅ポイントのまま保有する予定です。
良い点(6)ApplePayのSuicaチャージもポイント付与対象
セゾンゴールドAMEXはApplePayでも利用できます。
iPhoneのWalletアプリに登録すると電子マネーはQUICPayが使えます。
セゾンカードの良いところは、交通系電子マネーのSuicaをApplePay上でチャージしても永久不滅ポイント付与対象であること。
私も実際の何度かセゾンゴールドAMEXでSuicaチャージしてみました。ポイントはきちんと付与されていましたので大丈夫。
ApplePayではVISAでもJCBでもSuicaチャージできるけれど、クレカのポイント付与対象になっているカードは限られています。その点、セゾンゴールドAMEXはSuicaチャージもポイント付与されるため貴重かもしれません(※オートチャージはできません)
この他にも、西友で5%offになる日があったり、LOFTやパルコでも割引になる日が設定されていたり、セゾンカードとして日常の買い物でも便利に使えます。
またアメックスのキャンペーンも多く開催されていて利用させてもらっています。
直近では、台北旅行の時に海外Wi-Fiレンタルを20%offで使いました。
夏から始まっていたコンビニ20%offのキャンペーンにもエントリーできたので、11月末までコンビニがずっと20%引きで利用できていて助かっています。
3年間使って感じたデメリット
3年間使ってみて、デメリットだと思えることもいくつかありました。
我が家の場合では、
- 日常の買い物では困らないが、時々アメックスが使えないお店がある(例えば、H&M)
- 台北ではApplePayで支払いできなかった
- 保険内容が良いけれど限度額が大きすぎて知らないお店では使いたくない
- 永久不滅ポイントは主会員だけに付与される。家族会員は利用明細をwebで確認できない。
日本国内の場合、アメックスは支払いに使えないお店が時々あります。
ただし他のカードも一応1枚はお財布に入れているため(私の場合はdカードのマスターカード)今のところ支払い時に困ったことはないです。
海外はまだ台北でしか使っていませんがApplePayでは私の場合は使えませんでした。
ApplePayでAMEXとして登録できているけれど海外では使えない可能性あります。
台北ではJCBとマスターカードは使えた場所(セブンイレブン)でもダメでした。ICチップ付きになってからはまだ海外利用していないので分かりません。
それから、永久不滅ポイントは家族カードの利用分も主会員に付与されます。WEBで利用明細を確認できるのも主会員だけです。
我が家は利用明細書を紙で発行してもらっているため困っていません。でも紙の明細書を止めている場合は少し不便かもしれません(※JCBプラチナの場合は各自の利用分はそれぞれ確認できる)
永久不滅ポイントは家族間でのポイント移行はとても簡単で即座にできるためこれも特に困っていません。
いろいろ挙げてみましたが「デメリット」として感じていることは、思ったより少ないです。
それよりも、我が家の場合は家計決済用として夫婦で使えているのでこのカードを作ってから支払区別しやすくなり便利になりました。
本当は私名義のdカードGOLDをメインカードとして家計決済用に切り替えたかったのですが、主婦が主会員の場合はいくらドコモ年数が長くても利用限度額が少なすぎて我が家の決済額をカバーすることは無理でした。
ということで、現在家計決済のメインカードはこのカードに戻しました。
セゾンマイルクラブ(JALコース)に加入してみた
セゾンゴールドAMEXをもっと活用したいと思い、10月にセゾンマイルクラブ(JALコース)に入ってみました。
私の家族カードで試してみたかったけれど家族カードでセゾン マイルクラブの登録はできないため、主会員である夫に手続きしてもらいました。
セゾンゴールドAMEXは通常、永久不滅ポイントが貯まります。
セゾンマイルクラブに加入するとJALマイルと永久不滅ポイントの両方を貯めることができるのです。
- 1000円につきJALマイルが10マイル
- 優遇ポイントとして永久不滅ポイントが2000円につき1ポイント
※詳細はセゾンマイルクラブの説明ページでご確認ください。
例えば、
1万円の決済をすると、
→「JALが100マイル+永久不滅ポイント5P」
年間100万円の決済をした場合は、
→「JALが10000マイル+永久不滅ポイント500P」
我が家の場合、永久不滅ポイントもある程度貯まったため(現在の残高は約7600P)、今後1年間は試しにJALマイルを貯めてみようか、ということになりました。
セゾンマイルクラブに入ると、手続き完了の封書が届きます。
申込から完了通知が届くまで約3週間でした。
申込は、セゾンゴールドAMEXの専用ページから。
申込時にはJALマイレージクラブの番号等が必要です。
セゾンマイルクラブ(JALコース)の年会費は、4000円(税抜)
有効期限は、登録完了付きから1年間です。
セゾンマイルクラブの年会費引き落としは、
我が家の場合は10月分の利用明細と一緒になって、引き落としは12/4でした。
登録完了月から、JALマイルが貯まるように設定完了。
JALマイルと永久不滅ポイントの両方が貯まる
では、実際に設定完了後のポイント付与を実例でご紹介します。
我が家の10月分のセゾンゴールドAMEXの利用額は5万円強でした。
夫に確認してもらったところ、永久不滅ポイントもJALマイルも両方付与されていました。
【内訳】カード利用額は5万円
・永久不滅ポイントは25P(50000÷2000=25)
・JALマイルは500マイル(1000円につき10マイル⇒500)
ということで、セゾンマイルクラブに入会後は、JALマイルと永久不滅ポイントの両方が貯まることが確認できて安心しました。
※【追記】セゾンの利用明細には該当カードでの付与ポイントと他のセゾンカード利用額での付与ポイントが合計で総獲得ポイントとして記載されています。セゾンカードを複数枚利用している場合にはご注意ください。
セゾンマイルクラブとJALカード 両方でマイルを貯めてみる
本当にこのセゾンマイルクラブに入るのが良いかどうかはわからないのですが、加入した理由は実は私が10月からJALカードSuicaを作ったことがきっかけです。
今年夏からJALカードSuicaが家族カードを作れるようになりました。今まで私はビックカメラSuicaカードでSuicaを使っていました。
春から息子が大学生になり、交通費関係は全て現金。でも移動も多くて定期券区間外の交通費もかなりの額。
お金の重みを知ってほしくて交通費は全て現金にさせていたものの、家族カードで管理できるなら定期券とリンクさせてオートチャージも許可してみようかと。
たまたまJALカードSuicaで家族カードが作れるようになり、同じVIEWカードのビックカメラSuicaカードで貯まっていたポイントも合算でき、JALマイルにも移行できることを知ったのです。
加えて、来年の旅行をJALで予約したこともあり、夫もセゾンゴールドAMEXでセゾンマイルクラブに入ってもらいJALマイルを貯めてみることにしました。
ということで、初年度年会費無料のJALカードSuicaを作ったため1年間は家族でJALマイルにポイントを寄せてみます。
あくまで、1年間のトライアルです。
正直、通常のクレカ使用分だけなのでそれほど貯まらないとは思います。
でも今までどの航空会社のマイルも意識して貯めたことがなかったので試してみることにしました(※過去に夫の海外出張分のマイルでJAL国内特典航空券に交換した経験はあるけれど、マイルを家族合算できるようにしていないので有効期限切れで無駄になったマイルも多いです)
1年間、この方法で実際にどれくらいマイルが貯まるでしょうか?
結果は1年後ぐらいに記事に書いてみたいと思います。
まとめ
セゾンゴールドAMEXの新しいカードがICチップ付きになってデザインも変わって届いたので数年利用して感じているメリット・デメリットも書いてみました。
セゾンマイルクラブも初めての加入なので、正直お得かどうかは分かりません。
でも9月に台北に旅行へ行ってから「マイルを貯めてみるのも楽しいかも」と気持ちにも変化。
ただし、私も夫もあれこれ陸マイラー活動できるようなマメなタイプではないためカード決済分だけはあまり貯まらないと思います。
JALカードSuicaは私名義で新しく作り、同時に息子用の家族カードも届きました。
10月後半から早速Suica&クレジットカードとして利用しています。
家族カードができたJALカードSuicaについてもビックカメラSuicaカードで何年もSuica(VIEWカード)を使ってきた立場からいろいろ新しく分かったこともあったので、後日記事にしたいと思います。