エポスカードを作った時に始めたtsumiki証券の投信積立、あれから1年が過ぎました。
エポスからの招待でエポスゴールドに切り替えてからは、積立額も増やして続けています。
でも、ちょっと理由があって投信積立の一部を引き出し(売却)したのです。
初めての引き出しだったので、申込〜入金までの流れについて記録しておきます。
手数料はかかる?税金は?入金されるのはいつ?などなど、トライしてみないと分からないことありますよね。
今回は、tsumiki証券の投信積立の引き出し(一部売却)を実際にしてみた時の様子をご紹介します。
※この記事は特定口座で売却した時の内容です。NISA口座での体験談ではないのでご注意ください。ファンドの内容に関しては各自ご確認ください。
▶︎【追記】その後、全額解約した時の記事はこちら
投信積立 引き出し前の積立内容
2020年9月にエポスカード(一般)を初めて作った時にtsumiki証券の投信積立を始めました。
私は他の証券会社で既にNISA口座で株式投資をしているため、tsumiki証券は特定口座です。
昨年9月から毎月1万円を積立て、エポスからの招待でエポスゴールドに切替えした後は積立額を1万円増やし毎月2万円積み立てています(現在も同額で継続中)
tsumiki証券の投信積立は、現在5つの銘柄の中から好きな商品を選ぶことができます。
▼5つの商品はtsumiki証券HPに掲載されています
この中で、最初に積立を始めたのは「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」(セゾン投信)です。
毎月1万円ずつのスタートでしたが、順調に評価益が増えていて本当に最初にこれを選んで良かったと思っています。
エポスゴールドになってからは、もう1つのファンドを追加しました。
追加したのは「ひふみプラス」、これも毎月1万円の設定で始めました。
ということで、引き出し(一部売却)前の私の運用設定は、
- 「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」毎月1万円
- 「ひふみプラス」毎月1万円
合計 毎月2万円の投信積立(特定口座)です。
▼それぞれのファンドの特徴はtsumiki証券HPに掲載されています
引き出し(売却)することにした理由
順調だった運用成績でしたが、
なぜか積立額を増やしてから資産推移がイマイチな日が増えてしまったのです。
その時の実際の資産の推移はこちら↓(2021年8月中旬頃)
グラフをざっと見るだけだと運用益が増えているように感じますが、よく見ると積立額を増やした時から評価益が伸び悩んでいます。
その時の直近2ヶ月の推移でも、それがよく分かります↓
2つのファンドは毎月の約定日が違うので、資産の推移は階段状になります。
セゾングローバルファンドだけの時、評価益が大きくブレることはこの1年を通してあまりなかったけれど、「ひふみプラス」を追加してからちょっと動きが変わった気がしました。
投資額が少ないこともありますがこの期間の「ひふみプラス」は評価損の日の方が多かったのです。
これは私が始めた時期が良くなかったのだと思います。
▼8月中旬、実際のそれぞれの評価損益↓
ひふみプラスが評価益プラスの日もあるけれど、ほぼこんな感じで「セゾングローバルの評価益」を「ひふみプラスの評価損」で削ってしまっている状態。
ファンドの日本株式割合が大きい「ひふみプラス」は、日本株が大きく動いた時に上下にブレやすいことが分かりました。
長期投資なら全く問題ないことですし、日本株が上向いた時には大きく利益を生み出してくれるファンドだと思います。
でも、この1年間セゾングローバルを積み立ててみると「コツコツ少しずつ増えていくのを実感できるファンド」が自分は好みであることが分かりました。
「ひふみプラス」のように動きが大きめのファンドは自分に合っていなかったようです。
ということで、2万円積み立た後でしたが、ひふみプラスは全額引き出し(売却)することにしました。
引き出し(売却)した時の流れ
ここからは、自分が実際に「ひふみプラス」を全額引き出し(売却)した時の流れです。
2つ積み立てているうちの1つを全額引き出し(売却)しましたが、残り1つは継続のままです。
①評価益が出た日に引き出し(売却)申込をしてみた
まず、引き出しの手続きは「ひふみプラス」の評価益がプラスになった日に実行しました。
積立額は2万円ですが、売却時は時価評価額になるので少しでも損しないようにと思って。
■引き出しの方法■
tsumiki証券にログイン>メニュー>資産の状況を見る>お預かり資産の中身>引き出す>引き出し方法を選択(金額指定or全て引き出す)
今回は「全て引き出す」を選択しました。
次に「お引き出し内容の確認」ページで内容を確認します。
引き出し金額(概算)、取引成立日、受渡日(振込予定日)などの項目が表示されます。
この時は申込日が8/26、取引成立日は翌日8/27でした。
ひふみプラスは信託財産留保金がないファンドなので、売却手数料はかかりません。
引き出し金額も損益も、この時点は概算額です。
実際の金額は取引成立後に確定するため、売却申込画面ではここまでしか分かりません。
私は多少の売却損は覚悟で実行しましたが、売却金額にこだわる場合は株式市場の動きなどをよく考慮してから実行した方が良いかと思います。
引き出しの申込完了後に、メニューから取引履歴を確認してみると、
ひふみプラスは「引出手続中、全引出」の表示になっていました。
引き出しに関する手続きはこれだけです。
全額引出し手続きすると、次月以降は積立されません。
あとは、取引成立日を待ちましょう。
②取引成立日の翌日にメールでお知らせが届く
取引成立日の翌日にメールで「取引についてのお知らせ」が届きました。
今回申込した売却分の取引が無事にできたお知らせです。
メールには約定金額(税引前)も記載されていました。
このメールに記載されている金額を見れば、売却損益が分かります。
今回の約定金額は、20,072円(※金額は税引前)
tsumiki証券にもログインして取引内容を確認してみました。
引出の約定金額はこちらでも確認できます↓
私が解約した分の積立元本は2万円、取引金額は2万円を超えているので売却益が少しだけ(税引き前で72円)出ていることがわかります。
売却申込時の概算金額よりは少ないけれど、普通預金に2ヶ月間置いておくよりずっと良かったという結果となったようです。
でも、メールが届いた時点ではまだお金は振り込まれてません。
③源泉所得税の確認
売却益が出た場合は、特定口座の種類で入金額は変わります。
私は、特定口座は「源泉徴収あり」なので、売却益から源泉分20%分差し引かれた金額が積立元金分と合わせて振り込まれます。
源泉徴収額は、取引成立後に「お取引履歴」で確認できました。
今回の売却益は72円。
源泉徴収(20%分)の計算は、
- 72円✕15%(国税)=10円
- 72円✕5%(地方税)=3円 合計13円
ということで、入金される予定の利益分は、72円−13円=59円(税引き後)
積立型投資信託は元本が保証されている投資ではありませんので、わずか2ヶ月間でしたが損しなかっただけ良いと思いました。
④売却代金が振り込まれる
特定口座で源泉徴収ありの場合、売却益がある場合は税引き後の利益分と投資元金分の合計が入金額です。
今回の入金額は、20,059円(税引き後)
入金日は約定日の3営業日後です。
振り込まれるのは、エポスカードの引落口座です。
振込手数料は差し引かれていません。
▼振込確認した時の銀行口座履歴です
計算通りの金額が、予定日に入金されていました。
振込先名は「ツミキショウケン」です。
その後、投信積立の金額を変更しました
「ひふみプラス」は全額引出してしまったけれど、投信積立金額は2万円のまま現在も継続しています。
現在はセゾングローバルを一万円増額して、毎月2万円にしました。
セゾングローバル(正式名称 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド)は、信託財産留保金がかかってしまうファンドなので好き嫌いが分かれるかも。
売却時に手数料がかかってしまうのは難点ですが、定評のあるファンドだと思えるさすがの運用成績。
セゾン投信の商品なのでセゾンカードで積み立ててもいいのですが、エポスカードから決済できるのがシンプルなので今の所このまま継続予定です。
がんぱってるね!ポイントは積立累計額に対して付与される
tsumiki証券の投信積立は、継続すると「がんぱってるね!ポイント」がもらえます。
ポイントは投資回数と投資総額、そして継続年数で変わります。
私はまだ1年目なので、ポイント付与率は0.1%
12ヶ月間積立が終わった今年10月にエポスポイントとしてもらえる予定です。
今回積立金額変更などをした11ヶ月目(2021年8月)の積立状況はこちら↓
積立累計額は、売却した2万円分も含まれています。
加算予定のポイントにも、売却した分が含まれています。
実はこの記事を書いている10月現在、既に「がんぱってるね!ポイント」がエポスポイントとして付与されました。
「がんぱってるね!ポイント」は1年間に積み立てた総額(積立累計額)に対して付与されます。
つまり、途中で解約(引出し)した金額があったとしても、1年間の積立総額金額に対してもらえるポイントだったのです。
これは知らなかったことだったので、良かったです。
実際に「がんばってるね!ポイント」が付与された時の様子は次の記事でご紹介します。
継続するポイントは「ゆっくり・コツコツ・無理のない範囲で」
私がエポスカードを作ったきっかけの1つだった「tsumiki証券の積立投信」
この記事を書いている10月は、2年目の積立に入っています。
積立投信を始めた時は、毎月1万円ではそれほど増えないのではないか?とも思いました。
主婦ですが株式投資歴は長いため、個別銘柄での投資に慣れていたこともあり、投信積立は初めてで本当に自分に合っているかどうかは分かりませんでした。
実際に1年間積立をしてみると、エポスカードで自動的に積立ができることがとてもわかり易くて管理も楽。
tsumiki証券は選べるファンドが5つしかないのは難点ですが、その分それぞれ特徴がはっきりしていて選択肢が狭い分いろいろ悩む必要がありません。
もし何百もあるファンドから選べたら、私の場合は毎月運用成績で迷ってあれこれ時間を費やしてしまいそう。
また、積立額はエポスカードの年間累計額に加算されるためゴールド・プラチナカードを持っている場合は年間ボーナスポイントにも大きく貢献します。
ネット上には、積立最大額5万円を毎月積み立ててからすぐ売却してエポスカードの年間累計額だけを加算する方法などの情報もありますが、私はあまりそれはおすすめしません。
やはり、積立型投資信託は毎月コツコツ、少額ずつでもずっと継続して続けることが一番利益を生むスタイルだと思います。
逆に、投資に回す金銭的余裕がないのに無理して投資額を増やすことは毎月ストレスになるはず。
もし運用資金が自転車操業状態でエポスカードの引落しをミスってしまったら、大切な与信にも傷がつきます。
投信積立は、少額ずつでも自分の余裕のある範囲内でコツコツ積み立てることが一番です!
そうして積立したお金が、少しずつ大きくなって、利益も生んでくれる動きを見守れることが最大の魅力だと思います。1年間通して継続してみて本当にそう思いました。個別銘柄への投資とはまた違う魅力です。
【2022年9月追記】その後、全額売却しました
約2年間積立していたセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信)を2022年夏に全額解約しました。
ファンドの運用成績は順調でしたが、当初の目標金額に達したこともあり特定口座での積立投信は一旦ストップしてみることにしました。
解約した詳しい理由・売却時の利益・税金・信託財産留保額などについては別記事に書きました。ご興味あったらごらんください。
まとめ
tsumiki証券で投信積立を初めて11ヶ月目に、積立金の一部を引出し(解約)した時の流れについて、実際にお金が振り込まれるまでについての体験談をご紹介してみました。
コツコツ投資をしていても、引出し(解約)したい時や積立ファンドの種類を変えたいことはあると思います。
今回は「ひふみプラス」を特定口座(源泉徴収あり)で売却した時の実例です。
NISA口座や特定口座ではない場合の流れはまた違うと思いますので、一例としてお読みください。
※この記事は特定口座で売却した時の内容です。NISA口座での体験談ではないのでご注意ください。ファンドの内容に関しては各自ご確認ください。積立型投信は元本が保証された商品ではありません。
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