2020年秋に新発売された「国産ミルクブレッド」は大きな山型食パン。
国産材料にこだわって、粉・塩・砂糖だけでなく、お水は使わず牛乳で作られている絹のような口溶けのとっても美味しい食パンです。
ホテルブレッドと形が似ているけれど、美味しさと食感が全然違いました。
国産ミルクブレッドの冷凍方法・焼き方・美味しい食べ方、そしてホテルブレッドとの違いについてご紹介します。
価格・容量
■国産ミルクブレッド 2.5斤(約1000g)
■購入時価格 599円(税込)※2020年9月
9月にコストコへ行った時に新商品として販売されていて国産ミルクブレッド。
ホテルブレッドと同じサイズのアルミ型に入っている大きな山型パン。
商品ラベルに重さの記入はないですが、自宅で重さを量ってみたらアルミ型から外した状態で約1000gありました。
国産ミルクブレッドは国産材料にこだわって作られているそうです。
小麦粉・砂糖・塩も国産、水ではなく牛乳だけで作られていると店内の商品説明パネルに書かれてありました。
9月に初めて販売されているのを見て買いました(8月に行った時にはなかったパンです)
大きな3つの山がこんもり。
表面に打ち粉がしてあるので、少し硬そうに見えるかもしれませんが、とってもふんわり&しっとりしたパンです。
このパンは、ミルクの風味がして、そのまま食べるとほんのり甘く、絹のような滑らかで伸びのある生地は口溶けがとても良く、一口食べてその味に驚かされました。
切りやすくて、パン生地に密度があって、しっとり感と弾力もあります。
パンは切っても伸びのある柔らかさ。
購入後数日は柔らかい状態で保存できます。
お好みの厚みにスライスして、焼かずにそのまま食べると抜群の美味しさ。
スライスしてからトーストすると、外側はサクッと香ばしく、中のもちもちしっとりした生地の2つの味わいが楽しめます。
冷凍してもとても美味しく食べられました。
おすすめの切り方
国産ミルクブレッドは、アルミ型に入っているので最初に型から外します。
アルミ型を少し左右に揺すってから、型を逆さにするように傾けるとパンは簡単に取り出せます。
お好みの厚みやサイズに切ってから食べます。
我が家はトーストやサンドで食べたかったので、これぐらいの厚みにスライスしました。
両端はあとでバーガー風サンドを作りたかったので、数枚を残して残りは冷凍しました。
数日間は柔らかく食べられるので、常温で食べたい分はアルミ型に戻し、パッケージ袋を閉じてそのまま保存しました。
このパンは見た目が硬そうですが、柔らかくて弾力のあるパンなので切りやすい。
切ってもパンくずがほとんどでないくらい、しっとり感があります。
2つの冷凍方法
国産ミルクブレッドは冷凍にも向いていました。
冷凍する時には、必ずスライスしたりお好みの大きさに切り分けてから、小分けで冷凍するのが向いています。
大きな塊のまま冷凍すると、少しずつ焼いて食べる時に困るので、ひと手間ですが必ず切ってから冷凍しましょう。
冷凍方法①ラップやフリーザーバッグを使う場合
国産ミルクブレッドは、パンがしっとりしているため、冷凍するとスライスした面がくっつきやすい難点があります。
そのため、1回に食べる分量単位で小分け冷凍する方が食べる時にラクです。
ラップやフリーザー用バッグに入れて冷凍する時は、重なる面をなるべく減らして平らにして冷凍するのがポイント。
重ねて冷凍してしまうと1枚ずつ取り出しにくいからです。
重ねてからラップで包んで冷凍したい時には、パンの間にオーブンシートなどを挟んでくっつき防止をすれば大丈夫だと思います。
冷凍したパンは普通の食パンと同様に、解凍せずそのままトーストして食べられます。
冷凍方法②ラップやフリーザーバッグを使わない方法
私は現在コストコで買ったパンの冷凍のために、使い捨てになるラップやフリーザ用バッグは使っていません。
今回もラップを使わない冷凍方法(プラゴミが出ない)で冷凍したのでその方法をご紹介します。
【ラップ無し冷凍方法】
- スライスしたパンを1回に食べる枚数単位で冷凍保存容器に入れる
- 蓋をした冷凍保存容器を冷凍庫に入れて冷凍
- 冷凍庫から冷蔵庫に移して自然解凍(朝食の時は前日夜に冷蔵庫へ移す)
- 全部食べない時は蓋をして容器のまま冷蔵庫で保存(翌日トーストしても美味しい)
※凍ったままでも1枚ずつ取り出したい場合は、パンの間にオーブンシートを挟んでから冷凍するとくっつき防止になります。
今回は正方形のジップロックコンテナに4枚ずつ入れて、合計8枚分を冷凍保存しました。
多少ぎゅっと詰めても大丈夫。
国産ミルクブレッドは、冷凍するとスライスした面がくっつきやすいパンですが、容器にそのまま入れて冷凍した場合、冷蔵庫で移し替えて自然解凍すれば、1枚ずつ簡単に取り出せるのでご心配なく!
4枚ずつ容器に入れて冷凍すると、実は固まって冷凍され、この状態では1枚ずつ剥がすことはできません。
▼まとめて冷凍した時の様子(くっついている)
でも、凍った状態の容器のまま、冷蔵庫で数時間(できれば一晩)自然解凍すると、とっても綺麗に1枚ずつ取り出すことができます。
▼自然解凍後の様子(1枚ずつはがせる)
この方法なら、一枚ずつ取り出してトーストできます。
また、全部食べない時には食べる量を取り出して、残りはまた蓋をして冷蔵庫で保存できるのが良いところ。
蓋がしっかり閉まるのでパンは乾燥しません。
再び翌日に冷蔵庫から出してトーストしても問題なく美味しく食べられました。
冷凍前にオーブンシートを挟んでおけば、冷凍後に取り出すのは簡単ですので、お好みの方法で冷凍してみてください。
今回はオーブンシートも使わずに冷凍しました。自然解凍もおすすめです。
自然解凍したパンは、普通の食パンのようにトーストして食べます。
美味しい食べ方①パンの両端でバーガー風サンド
国産ミルクブレッドは、焼かずに食べると美味しさが際立つパンです。
スライスしてそのまま食べるとミルクの香りと優しい甘さがあって、しっとり滑らかな口溶け。
その特徴を生かして、今回はパンの両端を使ってチキンフィレサンドを作ってみました。
間に挟んだのは、同じ日にコストコで購入した「骨無しフライドチキン」
パンを切った時に残して置いたパンの両端と、サラダ野菜に「骨なしフライドチキン」を挟んだだけです。
具の間につなぎ代わりにマヨネーズを入れて。
国産ミルクブレッドはパンの耳までしっとり柔らかくて美味しいので、焼かずにそのまま使いました。
全部具を挟んで、少し上からギュッとおして、あとは半分に切っただけ。
ボリューム感のある美味しいバーガー風サンドが作れました。
この食べ方もとても合っていたので、国産ミルクブレッドを買った時には両端を少し厚めに切って作ってサンドも作ってみてくださいね!
美味しい食べ方②ハニーバターでトースト
国産ミルクブレッドは、冷凍後はトーストして食べるのがおすすめです(もちろん冷凍前にトーストするのも美味しい)
トーストすると、外側はサクッとした香ばしい食感に変わり、中の生地はもっちり滑らか。
ちぎりながら食べても、パンの伸びやかな生地が楽しめます。
何も塗らなくても、ミルクの風味で美味しく食べられます。
今回は、以前コストコで購入した「ハニーバター」を塗って食べてみたら、家族がとても喜んでいました。
ミルクの風味とハニーバターのコクがマッチして、冷凍してくっついていたパンだとは思えない美味しさです。
ジャムを塗っても美味しいけれど、我が家のイチオシはこの食べ方でした。
ホテルブレッドとはどう違う?
国産ミルクブレッドは形がホテルブレッドによく似ています。
両方とも長方形のアルミ型に入っていて、ボリュームのある1本のパンです。
▼ホテルブレッドの記事
この2つのパンは、どう違うと思いますか?
▼これがホテルブレッド
▼ホテルブレッド(アルミ型から出した時)
ホテルブレッドもとてもふんわりした美味しい高級食パンです。
高級ホテルの朝食ビュッフェにあるような、ふんわりしていて甘みがあって、トーストすると抜群の風味が味わえます。
▼ホテルブレッドを切った時
1本の大きさも、スライスした時のパンの大きさもほぼ同じ。
でも、国産ブレッドを今回初めて食べてみて、ホテルブレッドとは全然違うパンだと分かりました。
圧倒的に国産ミルクブレッドの方が美味しく感じました。
私がそう思ったポイントは
- 生地のキメの細かさ
- 生地の伸びの良さ
- ミルクの風味
- 絹のような滑らかな食感
- 焼かずに食べた時の甘みとしっとり感
国産ミルクブレッドは、見た目は地味だけれど食べるとその質の高さに驚きます。
材料にこだわりがあることもそうですが、国産ミルクでこねられた生地のミルクの風味と甘味と伸びやかさが素晴らしいのです。
ホテルブレッドは、確かに美味しいパンですが、その美味しさはトーストした時に一番感じる気がします。
国産ミルクブレッドは、そのまま食べても美味しいし、トーストすると外と中の生地のコントラストが楽しめます。
▼国産ミルクブレッドをトーストした時
また冷凍してもその風味はトーストすると復活します。
トーストしたパンを手でちぎると、生地の伸びやかさと滑らかさをまた味わえるのです。
▼国産ミルクブレッド(トースト)
トーストした国産ミルクブレットをぜひこんな風にちぎりながら開いてみてください。
今までのどのコストコパンにも感じなかった伸びやかで豊かな風合いを実感できると思います。
※あくまで私の個人的感想です
おまけ:アルミの型の再利用について
国産ミルクブレッドは軽いアルミの型に入った状態で販売されています。
ホテルブレッドの型とほぼ同じ形です。
国産ミルクブレッドのアルミ型は、生地のこびりつきが少ないので、洗うのもラクでした。
ホテルブレッドはパンの縁にパン生地がこびりついて洗うのが大変でしたが、国産ミルクブレッドの型はキレイな状態。
上の写真は洗って乾かした状態。
このアルミ型は軽くて、強度がない構造。
洗って綺麗になるけれど、何かを保存する容器としては使いにくいと思います。
ただし、とても綺麗に洗えたので、オーブンシートを敷けばパンを焼く事はできます。
押すと潰れてしまう程度の硬さしかないため、繰り返し使うことは難しいけれど、パンの焼型としてなら(オーブンシートを敷いて)数回は使えるかも。
私の住む自治体でアルミ容器は「不燃ごみ」として指定日に有料の専用袋に入れてゴミとして出す必要があります。
今回処分する時には、洗って乾かしてからなるべく小さく折って専用袋で出しました。
ホテルブレッドの時にも書きましたが、このアルミ型はパンの形をキープするためには必要かもしれませんが、無駄がゴミがでてしまいます。
国産ミルクブレッドはとても美味しいパン、多くの人に愛されてロングセラー商品になってほしいけれど、そうなれば延々このアルミ型がゴミとして世の中に出ていくことになると思うと私はちょっと複雑な気持ちになってしまいました。
YouTube動画でもご覧いただけます
You Tubeにも「国産ミルクブレッド」の動画をアップしてあります。
パンの様子は動画の方が分かりやすいと思います。
ぜひご覧ください。
まとめ
2020年秋に新発売の「国産ミルクブレッド」について、冷凍した時の様子や美味しかった食べ方などをご紹介しました。
コストコのパンはどれも美味しいけれど、こういう上質で材料にこだわったパンがもっと増えてほしいなと思いました。
国産ミルクブレッドは、そのまま食べても冷凍してもとっても美味しく食べられます。大きなパンだけれど少人数家族でも最後の1枚まで無駄なく食べられますので、ぜひ試してみてください。
※コストコ店舗によって取扱商品と価格に違いがある場合もあります。この記事は購入時の内容です
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