6月後半、JALに乗って羽田からバンコクへ行ってきました。
今回は初めてJALのプレエコノミークラス(プレエコ)に搭乗してみました。
評判の良いJALのプレエコ、実際に往復利用してみたら座席も広くとても快適!
この記事では羽田→バンコク(スワンナプーム)JL 31便に登場した往路の様子をご紹介します。
羽田→バンコク JL31便 運行スケジュール
搭乗した6月の羽田発→バンコク行き(JL 31便)運行スケジュール予定は下記でした。
- 11:20 羽田出発予定時刻
- 15:30 バンコク(スワンナプーム)到着予定時刻 ※現地時刻
- フライト予定時間 6時間10分
登場した日の実際の運行スケジュールは、出発時刻は予定通りでしたがスワンナプーム空港滑走路混雑のため上空での待機で着陸が30分ほど遅れました。
羽田は雨だったため離陸後少し揺れましたが、その後は安定した飛行が続き着陸時も揺れませんでした。
YouTubeの動画でもご覧いただけます
羽田→バンコクの搭乗の様子はYouTubeでもご覧いただけます。
詳しい内容はこの記事に書いてありますが、お時間ない場合は動画でご覧ください。
羽田空港プレエコ専用カウンター
羽田空港のJALカウンターには、プレエコ専用の受付カウンターがありました。
右側にビジネスクラスのカウンター、左側がエコノミークラスのカウンター。
写真には写っていませんが、ビジネスクラスのカウンターは約20人待ち。エコノミークラスは50人以上の長い行列!
プレエコ専用カウンターはガラガラで、私達はすぐ手続きできたのです。
専用カウンターのおかげでスムーズにスーツケースを預けてチェックイン。
チェックインは機械でもできるけれど、やっぱりカウンターで手続きすると「旅行に行く」実感が湧く気がしますね。
専用カウンター、プレエコのメリットの1つでした。
機材・機内の様子
いよいよ搭乗です。
プレエコの席、座席がブラックで落ち着いた雰囲気。
エコノミーよりゆとりがあって想像していたより席も広い!
JAL羽田発バンコク行きの機材は「ボーイング777−200」
エコノミークラスは、3-4-3の座席配列
プレエコノミークラスはエコノミーの前方位置にあり、2-4-2の座席配列です。
右窓側の2席が利用した席です(JALダイナミックパッケージで座席位置も事前に指定できました)
※行きの便で座席写真取り忘れて帰りの便で撮影したため色が違います
プレエコの席はエコノミーとは椅子の雰囲気も座席の広さも全然違いました。
プレエコのアメニティ
プレエコの席には
- スリッパ
- ノイスキャンセリングヘッドフォン
- アメニティーポーチ
- 膝掛け
がセットされていました。
アメニティの巾着はビニール袋です。中身はビジネスクラスと同じ。
1月に登場したビジネスクラスの記事で写真も掲載していますのそちらでご覧ください。
▶︎JAL公式ページにも詳細掲載されています「JALプレミアムエコノミークラス」
- 耳栓
- 歯ブラシセット
- アイマスク
- モイスチャーマスク
「ノイズキャンセリングヘッドフォン」はビジネスクラスと同じソニーのヘッドフォン。これがあるとないとでは快適度が全然違います。本当にこのヘッドフォン最高なのです!
私も今年1月ビジネスクラスに乗らなかったらこの快適さを知らなかったかも。
このヘッドフォンをしているだけで飛行中の大きな音が軽減されて、エンタメ系(映画やドラマ)の音も綺麗に聞こえてリラックスできます。
JALのフカフカのスリッパと、このヘッドフォンだけでもエコノミーより快適度が数段違います。
JALプレエコの座席シート・設備・USB電源
プレエコの座席は、JAL SKY PREMIUMという広めのシート。
大型のレッグレストとフットレストがあり足を伸ばして寛ぐことができます。前後が広いだけでなく隣席との間隔も広いです。
隣の席との間にはみにテーブル付きの肘掛けがあります。
肘掛け下に座席シートを前後に伸ばすためのボタンがあり、
その下に、液晶画面のコントローラーが配置されていて、引き出しても使えます。
ビジネスクラスのようにコントローラーが液晶ではありません。でもビジネスクラスの液晶コントローラーはタッチ反応が遅かったのでこのコントローラーの方が使いやすかったです。
(画面はタッチパネルなのでリモコンを使わなくても操作可能)
ヘッドフォン用ジャックもこの位置。
リモコンは裏面がゲームコントローラーになっていました。
ビジネスクラスの席はシートベルトを締めてしまうとディスプレイ画面に手が届かなかったけれど、プレエコの席は程よくタッチパネルも操作できました。
コントローラーはプレエコの方が小さめで使いやすいと思いました。
テーブルもとても広くて、PC置いても隣席気にせず作業できる感じでした。
また、座席前には小物入れ用のポケットがあって、充電コードを入れて置いたり、スマホ充電しながらここに置いておくこともできて便利でした。
後でトイレに行った時に後方のエコノミーの席を見たら、テーブルも小さくて二つ折りで使っている人も多かったです(※普通のエコノミー席は前後の座席間隔が狭いため、食事以外の時にテーブルを広げておくと動きにくそうでした)
このカップホルダーもプレエコ席にはありました。
これも常時使う訳ではないけれど、飲み物だけ頂いた時に便利でした。
JALのプレエコは足元がとても広いし、座席シートのクッションもかなり良かったです。
足置きやフットレストもあり、足の疲れが全然違いました。
私の身長は162センチ、背もたれそのままでフットレストだけを少し上げて足をまっすぐ伸ばしても足置きには届かないくらい広いです。
そして、JALのプレエコ席は席を後ろに倒さなくても席が広がる独特構造。
下の写真は、機内食が終わって皆さん足を伸ばしてゆっくり寛いでいる様子。
背もたれは倒れていないですけれど、席が前にズレるような感じで座席が広がる構造。
この日は、全席ほぼ満席。
さすがにビジネスクラスのようには広くないですが、中距離の飛行ならこれで十分快適だと思えました。
機内食の内容
離陸してから約1時間後におしぼりと機内食メニューが配られました。
プレエコの機内食はエコノミーと同じです。
羽田発バンコク行きの昼便は、ランチ(昼食)のサービスと着陸前におやつが出ます。
プレエコがエコノミーと違う点はプレエコ限定ドリンクを注文できること。
▶︎JAL公式ページにも機内サービス内容が掲載されています「JALプレミアムエコノミークラス」
ドリンクサービス(プレエコ限定ドリンク)
羽田→バンコク、そしてバンコク→羽田、両方ともプレエコ限定ドリンクは3種類でした。
- シャンパン
- 焼酎
- ペリエ
この3種類のドリンクはプレエコ限定でした。
私達は、最初のドリンクサービスの時にシャンパンを頂き、食後に映画を見ながら夫が焼酎、私がペリエを頂きました。
焼酎とペリエはプラスチックカップで提供されましたが、シャンパンはミニボトルでした。
昼食前の最初のドリンクサービスは、ドリンクと「あられミックス」
JALのあられミックスは、おかきだけでなくナッツ類も入っていてとても美味しいです。
プレエコのシャンパンのミニボトル、キャップはスクリューキャップ。
ボトルで出されると美味しく感じます(←当然ビジネスクラスで提供されるものとは違います)
機内食(昼食)2種類
昼食の機内食は2種類から選べました。
メイン料理が違うだけでサイドディッシュは両方同じです。
(メイン料理)※どちらか1つ
- 彩野菜のドライカレー
- ネギ塩鶏の三色丼
(サイドメニュー)
- かぼちゃとレーズンのサラダ
- 夏野菜揚げ浸し翡翠餡(冷製)
- タルトオシトロン
- フレッシュサラダ(ドレッシング付)
- みそ汁
私は彩り野菜のドライカレーを選びました。
このメニューは音羽シェフのメニューです。
ドライカレーは辛くなく、野菜の甘みとコクがスパイスと合っていてとても美味しかったです。
サイドメニューも丁寧な味付けで、特に野菜の揚げ浸しは翡翠餡が上品でひんやり冷たく、ドライカレーともよく合いました。
タルトオシトロンは、下がババロア生地で上に甘いクランブルがかけてあるデザート。少し甘かったです。
フレッシュサラダは野菜がパリパリ新鮮、ドレッシングの味も爽やかで両方のメニューどちらにも合いますね。トテラポットのようなパッケージに入ったドレッシング、倒れないしこぼれず使いやすかったです。
夫はネギ塩鶏の三色丼を選びました。
この鶏丼は嶋シェフのメニューです。
下のご飯が鳥だしの聞いた炊き込みご飯、上の鶏肉もホロリと柔らかさが絶妙!
見た目はドライカレーより地味だけれど、味の深みはこちらの方があると思いました。
お料理と一緒にお味噌汁もサーブしてくれます。出汁がよく出たコクのあるお味噌汁でした。
やはりお味噌汁には鳥丼の方が合う気がしました。
若きシェフのコラボレーション。
どのメニューもエコノミーの機内食とは思えないクオリティー。
食事のドリンクは、夫が赤ワイン、私は白ワインを選びました。
このワインはJALオリジナルワイン。ボトルは細身のプラスチック。
味は、どちらも美味しかったですよ。
食後のデザート
食事の後半でハーべンダッツのアイスクリームが配られました。
このハーべンダッツは「グリーンティー」抹茶味。
6月の限定コラボパッケージとのことです。バンコク線は初めて登場したので普段のハーゲンダッツは何味が提供されているのかは分かりません。
配られた時はカチカチでしたが、食べる頃には程よい固さになって美味しく頂きました。
間食・おやつ
到着1時間半前に間食としておやつとドリンクサービスがありました。
おやつは「バニラ&チョコツインケーキ」
ドリンクはコーヒーを頂きました。
このケーキは、中にバニラとチョコのクリームがたっぷり入っています。
記事はふんわり柔らかくて、「萩の月」をもう少し甘くしたようなケーキでした。
おなかがあまり空いていなくて、1袋を夫と二人で分けて1個ずつ食べました。甘いスイーツは気分転換になりますね。
ブラックコーヒーとよく合いました。食べながら映画ゆっくり鑑賞。
おやつが配られても、席のテーブルも広いし、座席間隔も広いため窮屈な感じがしないのもプレエコ席のメリットでした。
化粧室の様子
登場した777~200は新しい飛行機ではないため化粧室は普通です。
プレエコは後方エコノミーの化粧室を利用します。
行きは基本の設備で、帰りは夜便だったためエコノミーでも化粧室に歯ブラシセットが置いてありました。
古い飛行機には良い点もあります。
それは化粧室が広いこと。
新しい機材はエコノミーの化粧室がコンパクト化されて狭く感じませんか?
それに比べると、この機材は古くても身動きしやすいと久しぶりに思いました。
化粧室備え付けのベビーベットもこうやって見ると大きめ。
手前も広いからオムツ替えなどはこの機材の方がしやすそうと思いました。
スワンナプーム国際空港へ到着
映画を2本観終わる頃に、バンコクに到着。
バンコクスワンナプーム国際空港の気温は37℃!
この数日は雨が降らずとても暑い日が続いていたそうです。
初めてのスワンナプーム空港はとても広く、エキゾチックな雰囲気が漂っていて「タイに来たんだな」という気分にさせてくれました。
ただし、大きい空港のため入国審査も大行列!
入国審査の場所は人が多いためかエアコンの効きが悪く、とても暑かったです。
今回は航空券とホテルのみの予約したJALダイナミックパッケージの基本プランを利用したため、空港からホテルへは電車に乗って移動しました(←車内エアコンも効きが悪くて汗だくに。帰りは凍えるほど寒かったので車両で冷房に差がありました)
初めてJALプレエコに乗ってみた感想
初めてJALのプレエコに乗ってみて、かなり快適で満足しました!
メリットだったと思えた点は下記です。
- 羽田のプレエコカウンター専用カウンターが便利
- サクララウンジが利用できる
- 座席はかなり広く、シートクッションも座り心地良い
- ノイズキャンセリングヘッドホンとアメニティがある
- プレエコ専用ドリンクあり
- 座席が広いため疲れにく
- プレエコ席は少ないためCAさんがすぐ気づいてくれる
機内食はエコノミーと同じですが、サクララウンジが利用できるためあまり気にならないです。
中距離線ならビジネスクラスでなくてもプレエコで十分快適だと思いました。
確かに金額はエコノミーより少し高いですが、私が予約した日はプレエコとエコノミーの価格差は1万円弱だったので、今回はプレエコで大正解でした。
まとめ
初めてJALプレエコでバンコクへ行った時の登場記録をご紹介しました。
帰りも同じプレエコに乗りました。帰国便の様子は別記事に書きますのでそちらでご覧ください。